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No.117 大粒ファンシーカラー合成ダイヤモンドの製造本格化。JCKラスベガスショーで初お目見え

BJI ブログ No.117

現在マーケットに出回っている合成ダイヤモンド(ラボグロウン・ダイヤモンド)の大半はクリアなラウンドブリリアントですが、それほど遠くないうちにファンシーカラー、ファンシーシェイプの合成ダイヤモンドの量が増えそうです。天然ダイヤモンドでは入手しにくい高価なブルー、ピンク、イエローなどのファンシーカラーダイヤモンドが少し身近になるかもしれません。

アメリカ・フロリダ州にオフィスを構える宝石卸売業社グリーン・ロックス・ダイヤモンド社(Green Rocks Diamonds)は、ニューヨークを拠点にファンシーカラーの合成ダイヤモンド開発を手掛けるファイア・ダイヤモンド社(Fire Diamonds)と独占販売契約を結びました。

グリーン・ロックス・ダイヤモンド社はハイテク起業家のグループによって設立、イスラエルで最も優れたダイヤモンド研磨業者の1つと提携しています。同社によると、携わっている研究開発や生産施設はイスラエルで最大ということです。2022年の今年はさらに大きな施設を開設する予定で、イスラエルのダイヤモンド業者であるオフェル・ミズラヒ(Ofer Mizrahi)氏が設立した合成ダイヤモンド開発会社イズロー(Isrough)が、その建設に資金を提供しています。

ニューヨークを拠点とする ファイア・ダイヤモンドは、ラボ(合成)によるさまざまな形や重さのファンシーカラーダイヤモンドの開発を専門としている会社。同社の創設者であり、天然ダイヤモンドからラボで製造するダイヤモンドに転向した業界のベテランであるベン・ハクマン氏は、「珍しいカットを製作するだけでなく、高品質でユニークな色を開発することにも焦点を当てている」と述べています。

両社のコラボーレーションにより、サイズは0.5カラットから13カラットまでの赤、紫、ピンク、オレンジ、黄、緑、青など、これまでのダイヤモンドで見たことのない色が生み出されています。ルースはもちろん、ダイヤモンドジュエリーとしての取り扱いも予定。

グリーン・ロックスが成長したダイヤモンドの一部をカットする役割を担い、ファイア・ダイヤモンドは独自の手法によるカラー処理を行い、その後さらにグリーン・ロックスが完成品のデザインを手掛けるといった流れになっています。グリーン・ロックスの広報担当者によると、「青や黄色のダイヤモンドの一部については、カラー処理を行わないものもあるが、処理が行われている場合は、鑑定書に記載される」と語りました。

現在ダイヤモンドジュエリーを制作しており、すでに15点が完成し、小売価格は2,499ドル~65,000ドル(日本円で30万~780万円)で、ルース、完成品ともに卸売りのみ。 グリーン・ロックスは、6月10〜13日に開催されるJCKラスベガスショーで、完成したジュエリーコレクションのお披露目も予定しています。

画像を通してみても色とカッティングの美しさは、ラスベガスでも評判になるのではないでしょうか。「手が届きやすいファンシーカラーダイヤモンド」が、合成ダイヤモンドによって実現可能になりつつあります。

トップ画像:Nationaljeweler.com

かつてダイヤモンドの代用品として使われた水晶の一種ハーキマーダイヤモンド。原産地ニューヨークのハーキマ群の名前がついています。ゴツゴツとしたラフカットがナチュラルな雰囲気。¥143,000 オンラインショップはこちら。

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