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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

No.86 お気に入りのジュエリーと巡り合う旅、素敵な宝石店の選び方

BJI ブログ No.86

ジュエリーがほしいな……と思ったら、まず思い浮かぶのが宝石店ですよね。ショーウィンドウ越しにキラキラしたジュエリーたちが飾られているのを見ると、なんだかとてもわくわくします。でも宝石店なんて何だか敷居が高い、どんなお店を選べばいいのかわからない、接客で押し付けられたらどうしよう……という不安もあるかもしれませんね。今回はどんな宝石店を選んだらよいか、そのポイントを具体的にご紹介していきましょう。

まずは入店前の下調べ。お店を外から眺めてみます。

お店の雰囲気、ショーウィンドウに並んでいるジュエリーライン、商品価格などをチェックしてみましょう。そのとき違和感なくすっと目に入ってくるようであれば、あなたの好みのジュエリーがあるかも。最近ではインターネットのHPをもっているところも多くなっているので、外出する前にHPの情報をチェックしておくのもお勧めです。

外観チェックが終わったら、お店の中へ。店内で確認したいのは以下の3つ。

1.清潔感があるか
埃やゴミがないかをチェック。こまめに清掃を行っているかどうかということはもちろん、ほこりをかぶっている=しばらくその商品は触れられていない、つまり来店客が少なく、商品の回転率が悪いことが考えられます。

2.商品の見やすさ
そのお店のカラーやテイスト、デザインがお店の雰囲気と合っていて、見やすいディスプレイであること。ただ単にたくさんの商品がごちゃごちゃと並んでいるのは、そのお店のコンセプトがはっきりせず見ていてもきっと落ち着かないはずです。商品の値札が反対になっていないかも要チェック。

3.商品自体のチェック
実際手にとって商品を見てみましょう。指紋や皮脂、埃などの汚れが付着していたり、金属の色味が変化していたら、商品のメンテナンスができていない証拠。ジュエリーをきちんと扱っているかを見ることで、長いお付き合いができるお店かどうか判断する基準の一つになります。

ネックレスの留め具が緩くないか、ピアス金具の状態などもチェックポイントになります。

4.アフターケア
購入後にサイズ直しや修理ができるかどうか。気に入ったジュエリーなら、修理したりメンテナンスをお願いして長くつけたいもの。気軽に頼めることも重要なポイントです。
またお店に入って、避けては通れないのはジュエリースタッフとのやり取り。以下のような接客態度は「問題あり」なので、さっさと退散しましょう。

1.上から目線の態度
入店しても声をかけてもらえなかったり、慇懃無礼な対応。

2.駆け引きをする接客
「下見」と伝えているのにも関わらず「今決めないとソンですよ」と何度も言ってくる。

3.押し付け
お店やスタッフの都合で、テイストや好みに合わないアイテムばかり推しつけてくる。価格の「安さ」だけを強調するのもNG

4.商品知識のひけらかし
こちらから求めてもいないのにアイテムの素材や製法、使用している石の説明を一方的にしてくる。

5.商品への愛の欠如
候補となる商品が複数あった場合、商品用トレイに商品をガチャガチャと乱暴に載せる。

理想的なのは、入店したら「いらっしゃいませ」と温かく迎え入れ、お店の中をゆっくりと案内、こちらから質問しやすい雰囲気をつくってくれる、そして「こんな初歩的な質問したら、恥ずかしい」と思うようなことでも聞けば気持ちよく答えてくれる、そんなお店でしょうか。

初めての宝石店は誰でも緊張するものですが、気になるお店にはまず一度行って雰囲気を感じてみることが重要。もしかしたらそこが運命のお店になるかもしれません。

次回は、宝石店に入る際のマナーや服装についてご紹介します。

参考:『ダイヤモンドジュエリー入門』山口遼著(東京美術) 
『Brand Jewelry特別編集 ダイヤモンドStyle Guide』

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