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インスピレーションの源、「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催(7/16~10/10)

Written by Machida Akemi

「不思議の国のアリス」のふるさと英国から、160年にもわたって愛される「アリス」の文化現象をたどる初の大規模展覧会がやってくる!


絵本や映画などで誰もが一度は見たことがある『不思議の国のアリス』。白うさぎを追いかけ穴に落ちたアリスが、不思議な世界へと迷い込むストーリーは見る人の想像力を掻き立て、今も多くの人を惹きつけます。

「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―」が、2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催されます。

19世紀から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真などさまざまなジャンルで表現されてきた『不思議の国のアリス』の世界とその広がりを紹介する展覧会です。本展は、世界中の絵画や工芸品を所蔵する英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催された「Alice: Curiouser and Curiouser」に、日本オリジナルの展示も加えた世界巡回展です。

V&Aでの展示の様子 Alice Curiouser and Curiouser, May 2021, Victoria and Albert Museum Installation Image, Cheshire Cat created by Victoria and Albert Museum, Alan Farlie, Tom Piper, Luke Halls Studio © Victoria and Albert Museum, London

イギリスの風刺漫画化だったジョン・テニエルの挿絵から、ディズニー映画のアニメーションセル、ティム・バートン監督による映画『アリス・イン・ワンダーランド』、アリスに影響を受けたサルバドール・ダリや草間彌生らの作品、バレエなどでの舞台衣装など、アリスにまつわる作品や資料約300点が一堂に会します。

『不思議の国のアリス』の作者、イギリス生まれのルイス・キャロルはじつはペンネームです。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンといい、彼は博識家で数学者でもありました。『不思議な国のアリス』が発表された1865年は、イギリスが最も輝いていたヴィクトリア朝の時代で、産業革命が起こり、経済や文化、ファッションが発展した時期です。アリスの作品にも、産業化とグローバル化が進み変わっていく社会が反映されています。

世界170以上の言語に翻訳され、児童文学の枠を超えてさまざまな分野にインスピレーションを与え続けている『不思議な国のアリス』。お茶を出してくれないお茶会のシーンは特に有名ですが、物語はどんな風に作られていったのでしょう。

左/マッド・ハッターのお茶会でのアリス、『不思議の国のアリス』初刊行版本より、ジョン・テニエル画、1866年、V&A内ナショナル・アート図書館所蔵 © Victoria and Albert Museum, London
右/V&Aでの展示の様子 Alice Curiouser and Curiouser, May 2021, Victoria and Albert Museum Installation Image, Tea Party created by Victoria and Albert Museum, Alan Farlie, Tom Piper, Luke Halls Studio © Victoria and Albert Museum, London

オックスフォード大学で教えていたドジソンが、知人の娘にせがまれ即興で話して聞かせたストーリーがアリスの始まりです。出版の際、挿絵にこだわりを持っていたキャロルは風刺画家のテニエルと何度も打ち合わせをし、細かな注文をつけながら印象的なキャラクターを完成させたといいます。テニエルの挿絵はアリスのイメージに欠かせないものであり、世界中のアーティストがこの物語の挿絵に挑戦しています。

日本にもアリスが明治期に入ってきて、後に文学や芸術分野にも影響を及ぼしています。金子國義や酒井駒子ら日本人アーティストによる『不思議な国のアリス』の原画にも注目です。

アリスの世界はファッションにも影響を与えています。英国が誇るヴィヴィアン・ウエストウッドの、赤いギンガムのテーブルクロスのような風変りなスカートのアンサンブルや、オランダ発のブランド、ヴィクター&ロルフがデザインしたマッド・ハッタ―(狂った帽子屋)の衣裳、日本の「パンク・ロリータ」衣裳なども展示されます。

お茶会のインスタレーションでは、プロジェクションマッピングによる遊び心溢れる演出も見どころの1つ。大人も子供もアリスのへんてこりんな世界に迷い込んで楽しめる展覧会です。本展は、2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)、大阪・あべのハルカス美術館にも巡回します。


特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―

<東京会場>
会期 2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)
会場 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
住所 東京都港区六本木6-10-1

開館時間 10:00~ 20:00(月・火・水曜は18:00まで)
※7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は20:00まで
※最終入館は閉館30分前まで

※会期・開館時間は変更の可能性があります。来館前に必ず本展公式サイトをご確認ください。
休館日 会期中無休
観覧料 会期中販売平日券 一般2,100円、大学生・専門学校生1,500円、高校1,300円、小中生700円
土日祝 一般2,300円、大学生・専門学校生1,700円、高校生1,500円、小中生900円

〈大阪会場〉
会期 2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
会場 あべのハルカス美術館

展覧会公式サイト:https://alice.exhibit.jp
お問い合わせ TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

TOP画像:左/ハートのクイーンを演じるゼナイダ・ヤノウスキー、英国ロイヤル・バレエ団公演『不思議の国のアリス』より、2011年 © ROH, Johan Persson, 2011. Sets and costumes by Bob Crowley 右/白うさぎの衣装、舞台『不思議の国のアリス』第1幕の法廷のシーンより、グラディス・カルスロップデザイン、1943年上演 © Victoria and Albert Museum, London

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