天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドのTrue Story。実際、あなたはどちらを選びますか?
Text=Brand Jewelry
天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの違いは、地球で生まれたか、工場で生成されたかで化学組成も結晶構造も全く同じ。何を基準に選べばいいの?と迷っている人も多いのではないでしょうか。
2018年にデビアスが研究所で生成したLIGHT BOXの発売を開始したことで混乱を来したダイヤモンド業界ですが、デビアスが今年2024年、LIGHT BOXの生産を終了すると発表。その背景には、インドを中心にラボグロウンダイヤモンドの工場が増え、価格が下落し、また4年間のコロナ禍でダイヤモンド全体の需要が激減したというのが理由のよう。
ダイヤモンドは「使い分け」の時代
業者にとって、ラボグロウンダイヤモンド価格の下落は痛いけれど、消費者にとってはうれしいところ。天然との差がないのなら、ラボで良いのではないかという人が増えてもおかしくはありません。ですが、やはり天然ダイヤモンドを選ぶ人は多く、今のところ、日本では天然派が主流。それは地球の奥深くで、偶然生まれるという神秘的な物語に惹きつけられるのかもしれません。一方、ITで世界のリードし、富裕層が最も多いアメリカでは、「使い分け」や世代間の感覚の違いがはっきりしています。
「使い分け」とはどういうことでしょうか。アメリカでは、普段使いのダイヤモンドジュエリーはラボグロウンダイヤモンドが選ぶ傾向が高まっています。2カラット、3カラットと大きいものが好きだという理由。大きくなれば、当然値段も高くなります。一方、投資目的で買うものは、天然ダイヤモンドです。ラージサイズの天然ダイヤモンドは減少していくので、値上がりするだろうと見積もっているわけです。特に注目されているのはファンシーカラーダイヤモンド。
アメリカの若い世代は天然である必要性はないと感じ、婚約指輪もラボグロウンダイヤモンドが人気です。ラボ生産のものはエコというイメージがありますが、それに関しては論争が繰り返されていますので、ここでは割愛します。
いざという時のためのダイヤモンド
天然、ラボにしても、アメリカ人、中国人はもちろん、世界中の人が欲しい宝石の一番目に挙げるのがダイヤモンドです。日本では「ダイヤモンド婚約指輪はいらない」という女性が増えているそうですが、世界から見れば異例でしょう。元々ダイヤモンド婚約指輪に限っていえば、昔、戦争が起こると戦死する確率が高かったので、男性は「私に何かあったらこのダイヤモンドを売ってしばらく忍んでください」という意味も込めて婚約者にプレゼントしたそうです。ダイヤモンドは何年つけていても、金銭に交換することができるからです。
「見栄え」重視で選ぶダイヤモンドジュエリー
ブランドジュエリーショップでは、直接海外に本社をもつダイヤモンドのジュエリーメーカーから仕入れているので、少し親しみやすいお値段です。「見栄え」を重視して、大きめのダイヤモンドを選んでいます。「4c」のグレードが高いほうがいいに決まっていますが、予算は大事。身につけて存在感のある大きさ、デザインをお勧めします。
フラワーモチーフ ダイヤモンドK18PG ネックレス
¥143,000
直径1.3cmのダイヤモンドペンダント。繊細なデザインでありながら、存在感があります。
ピンクダイヤモンド 小枝リング ¥121,000
希少なピンクダイヤモンドをあしらったリング。爪が低く、さりげなくつけられます。
0.5ctアップ ダイヤモンドペンダント(鑑定書付) ¥198,000
センターのイエロー系のダイヤモンドは0.53ct、その輝きが周囲にメレダイヤによって華やかな印象に。両引きのチェーンが付いているため、胸元で安定します。