No.15 英国王室を描いたドラマ「ザ クラウン」。ジュエリ―もファッションも人間模様も目が離せません!
BJI ブログ No.15
アメリカのアカデミー賞の前哨戦としても注目を集めるゴールデン・グローブ賞。2021年第78回目となる授賞式は現地時間2月28日(日本時間3月1日)に開催されました。
ドラマ部門では、動画配信サービスNetflix(ネットフリックス)のオリジナルによる英国君主エリザベス2世の治世を描いた人気ドラマシリーズ「ザ クラウン」のシーズン4が作品賞をはじめ、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞の4冠を達成、2017年の第74回のドラマ部門における同ドラマシーズン1の作品賞と主演女優賞に続き、2度目の快挙となりました。
王女時代から女王即位へ、そして21世紀の今もなお英国史上最高齢君主として絶大な影響力を持つ女王エリザベス2世の半生を描いており、受賞したシーズン4は若き日のダイアナ妃にスポットが当てられています。
実際に起きた歴史的な出来事をベースに脚色したフィクションとはいえ、重厚な内容、俳優たちの人物の完全コピーともいえる迫真の演技は、実際の王室を覗いているようで、今回のグローブ賞受賞もうなずけます。
登場人物のファッションにも注目。当時話題となったロイヤルファッションにかなり近いイメージで再現していて、それも魅力のひとつです。
ジュエリーにおいても溶けたゴールドがやがて粗めのゴールドへ、そしてそこここに穴の開いた空枠となり、穴の部分にダイヤモンドがセットされて最後に王冠(クラウン)へと変わっていくドラマ冒頭のタイトルシーンは圧巻。
エリザベス女王の戴冠式の「王冠」をはじめ、エリザベス女王やダイアナ妃の結婚式で身に着けたジュエリーのすばらしさは言うまでもありませんが、パールを2連や3連にしたネックレスにシンプルな一粒パールのイヤリングといった日常の清楚なスタイルも要チェックです。
今後チャールズ皇太子とダイアナ妃の離婚、そして自動車事故のエピソードを含むシーズン5、さらに最終章となるシーズン6へと続く予定。
フィクションとはいえ、過去の王室のエピソードを追体験しているような展開に目が離せません。(C)
TOP画像:ソニー・ピクチャーズ「ザ・クラウン」予告編より