No.49 海外ドラマ「エミリーパリに行く」に見る今のパリとファッションスタイル
BJI ブログ No.49
新型コロナウィルスにより、世界中の人々の往来が止まって約1年半。すでに欧米で始まったワクチン接種は、日本でも高齢者への接種が進み、若い方や職域接種も進んできました。EU(ヨーロッパ連合)27か国では、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を終えた観光客の入国を許可することを決定、夏のバカンスシーズンに向けて期待が高まっているようです。しかし、海外から日本へ帰国する場合は様々な条件をクリアしないといけないようで、海外旅行に行けるのはまだまだ先になりそう。
そこで海外ドラマを見て溜飲を下げることにしようと、見始めたのが昨秋からNetflixで配信中の「エミリー、パリに行く」。
シカゴの広告代理店で働くエミリーが、妊娠した同僚に変わってパリに赴任することになり、エキサイティングなパリ生活を送るというストーリーで「セックス・アンド・ザ・シティ(以下、SATC)」のクリエイター、ダーレン・スターが手掛けています。
リリー コリンズ扮する主人公のエミリーが、フランス語が一言も話せないのにパリに赴任? しかも仕事でどんどん成果を出すなんてあり得る?とかツッコミどころ満載な内容ですが、パリが舞台というだけで心が躍ります。
エッフェル塔やオペラ座、パンテオンといった観光名所はもちろんのこと、パリのレストランやエミリーのアパルトマンなども「映える」(バエル)のは、パリならでは。
特に印象的だったのは、2018年にオープンしたAtelier des Lumieres(アトリエ・デ・リュミエール)でのゴッホ展でのシーン。この展示会は、2020年1月で終わってしまい実際見ることができないのですが、幻想的で素敵でした。
さらに、華やかなファッション、魅力的な登場人物は、ステイホーム中の気分転換にベストチョイス。特にエミリーと彼女の意地悪な上司、シルヴィー(映画「プラダを着た悪魔」の上司、メリル ストリープをイメージ?!)のファッション対決が見もの。
常に巻き髪にメイクばっちりの20代のエミリーに対し、アラ還のシルヴィーは無造作ヘアにナチュラルメイク。派手色×ミニスカートのエミリーに対して、モノトーンでシンプルシックなドレスのシルヴィー。
シルヴィー役のフィリピーヌ ルロワ ボリューは、イタリア出身の現在57歳!ですが、タバコを燻らせブラックなシンプルドレスに身を包む姿は、酸いも甘いもかみ分けた大人のパリジェンヌそのもの。もちろん、彼女が身に着けているジュエリーにも注目。
シックなモスグリーンのラップブラウスに存在感のあるペンダントを何気に合わせたり、ブラックのオフショルダーワンピースの胸元のディオールの「エンジェル」モチーフのブローチの着け位置、両腕のパイソンのバングルなど、「ただものではない」オーラを放っています。
コロナが収束したら、まず1番にパリに行きたい!そんな気持ちにさせてくれるドラマ。
シーズン1が好評でシーズン2の制作が決定、今年の5月からパリとサントロペで撮影がスタートしました。 次はどんなパリの顔が見られるのか、今から楽しみです。(C)
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