魚座(2月19日~3月20日)の星座石は、新たな希望へと導くアクアマリン
Written by MACHIDA Akemi
魚座の芸術的なセンスを高めてくれる星座石は? たくさんあるカラーストーンから、好きな色をチョイスして春のファッションを楽しもう。
冬のダークカラーから春のパステルカラーのファッションに、徐々にシフトしていくこの時期。ジュエリーも明るい色のカラーストーンが気になりますね。たくさんあるカラーストーンの中から、どんな石を選んでいいか迷う時は、選択肢に星座石を入れてみるのもありかもしれません。
星座石は、占星術と宝石を結び付ける考え方で、宝石の色や輝き、硬度などの特徴から12星座それぞれに宝石が割り当てられています。身につけることで、思わぬ幸運が舞い込んできたり、持って生まれた魅力を引き出してくれるとも言われています。
2月21日~3月20日生まれの魚座は、優しくて思いやりに満ちた心の持ち主。また想像力が豊かで、人が考えつかないようなアイデアを思いつくことも。包容力があり、芸術的なセンスにも優れた魚座の魅力を一段と高めてくれる星座石は、アクアマリンです。
透明感のあるブルーが魅力のアクアマリンですが、じつはエメラルドと同じベリルの仲間。アクアマリンは角度によって青色にも無色にも見えることもある二色性も魅力。地中の奥深くで、少しずつ冷えて結晶ができますが、ベリルは純粋なものは無色透明で、これに鉄が入ると青色のアクアマリン、クロムが入ると緑色のエメラルドになります。成分の違いでエメラルドになったり、アクアマリンになったり、面白いですね。
「海の水」が語源のアクアマリンは、幸せの象徴
南国リゾートの海の色のようなアクアマリンは、日本女性にも人気の高い宝石。語源はラテン語でアクアは水を意味し、マリンは海を意味するところからきています。中世のヨーロッパの船乗りは、船が転覆しないようにお守りとしてアクアマリンの指輪をずっとつけていたそうです。宝石好きで知られるマリー・アントワネットは、ダイヤモンド以外にアクアマリンがお気に入りだったとか。
アクアマリンはテーブル面の広いエメラルドカットや、多数の切子面が入ったファセットカットが施されることが多いのですが、最近はナチュラルな美しさを生かしたカボションカットもよく見かけます。青色が濃いサンタマリアアクアマリンが最高級の色とされていますが、クリアな淡い水色の方が好きという人もいるでしょう。
人間関係を良好にすると言われているアクアマリン。澄んだブルーは、ひと目見て爽やかな印象を与えてくれるので、第一印象も良くなります。包み込むような水色の透き通った輝きは、白いシャツやブラウスとの相性も抜群。春先に着たいライラックやミントグリーン色のニットに合わせれば、魚座のふんわりとした優しい魅力がさらに引き立つでしょう。
ブラッドストーン、フローライト、モルガナイトで運気UP
他には、ブラッドストーン、フローライト、モルガナイトなども魚座の星座石です。ブラッドストーンは、3月の誕生石にも追加されましたが、あまりよく知らないという人も多いでしょう。
深いグリーンの中に血液のような赤い斑点模様が見えるブラッドストーンは、中性のヨーロッパでは、精神を安定させ出血や病気を予防すると信じられていたようです。同じ星座石のアクアマリンとは色や輝きが異なりますが、昔から特別な力が宿る石という共通点があり、お守りとして大事にされてきました。
フローライトはグリーンやパープルなどカラーバリエーションが豊富な石。和名は蛍石(ほたるいし)で、バイカラーやカラーチェンジフローライトもあり近年人気が高まっています。ラテン語で流れるという意味のフルール(Fluere)から名前がつけられたフローライト。滞った気の流れを良い方向に流してくれると言われているので、身につけると仕事運や健康運がアップするかも。
淡いピンクのモルガナイトは、ロマンチストな魚座にぴったり。桜の色を思わせる宝石ですが、じつはアクアマリンと同じベリルの仲間です。チャーミングという石言葉があるモルガナイトは、人を惹きつける魅力が高まると言われているので、普段使いで楽しんでみてはいかがでしょうか。
トップ画像:CHAUMET / Brand Jewelry2019WINTER-2020SPRING
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