穏やかで芯の強い牡牛座に寄り添ってくれる星座石はエメラルド。ヒスイ、マラカイト、アベンチュリン、ローズクォーツも幸せを運んできてくれる！

Written by MACHIDA Akemi

新緑がまぶしい4月～5月は、1年で最も過ごしやすい季節。暖かい日中はアウターなしで過ごせますが、シンプルなブラウスやワンピースなどの春ファッションの印象をがらりと変えてくれるのはカラーストーンのジュエリーです。

古代からジュエリーは魔除けやお守りとして使われてきましたが、今でも願いを叶えてくれるもの、元気をくれるものとして身につけているという人は多いでしょう。

星座と結びついた星座石は、幸運を運んできてくれると言われています。たくさんある星座石の中から、自分のフィーリングに合ったものを見つけて自由にコーディネートを楽しんでみませんか？

穏やかだけどしっかり者の牡牛座にはエメラルド

4月20日～5月20日生まれの牡牛座は、おっとりとした穏やかな性格で、人から好かれる要素をたくさん持っています。慎重派で責任感が強いのも牡牛座の良いところで、やりたいことに向かって粘り強く突き進むことができる人です。そんな芯の強さを持つ牡牛座の運気を高めてくれる星座石は、エメラルドです。

森林を思わせるグリーンのエメラルドは、自然のイメージともリンクしているせいか、世界中で人気が高まっています。エメラルドの最大の魅力は、エメラルドグリーンという言葉まで生んだ、あの見事なグリーンです。鮮やかで暗すぎない緑色は、色味が強いほど価値が高くなります。

古くは紀元前3000年頃のエジプトのファラオに珍重されたエメラルド。自身の名前の鉱山まで所有したクレオパトラをはじめ、アレキサンダー大王、ナポレオンなど歴史上の人物を次々と虜にしました。

エメラルドというと昔はクラシックなデザインで、特別な場所にしていくものと捉える人も多かったのですが、最近はカジュアルなファッションに合わせてデイリーに楽しむ人が増えています。

産地によってカラーに違いが見られるのがエメラルドですが、コロンビア産が世界最高級と言われています。インクルージョン(内包物)が多いのも特徴で、完全にクリアであることは珍しいとされます。インクルージョンは液体や気体の泡、他の鉱物などによるものですが、まるで植物が生い茂っているように見えるため、フランス語で「ジャルダン」(庭)と呼ばれています。美しい庭園を連想させるロマンチックな表現ですね。

アジアで人気のヒスイや、孔雀のようなマラカイトが幸運を呼ぶ

ほかに牡牛座に幸運をもたらす星座石は、ヒスイ、マラカイト、アベンチュリン、ローズクォーツなどがあります。人に癒しを与えてくれるグリーン系の宝石が多く選ばれているようです。中でもヒスイは特にアジアでは人気の石で、幸運と繁栄に導いてくれる特別な力があるとされています。

鮮やかな深緑に縞模様がついたマラカイトは、最近特に人気です。マーブル模様が優雅な孔雀の羽に似ていることから、和名は孔雀石と名付けられています。マラカイトは感情を落ち着け、リラックス効果が高いとされているので、頑張りすぎる牡牛座におすすめです。仕事に追われ忙しい毎日が続いたら、孔雀のような美しい宝石を見て一息つきましょう。

水晶の一種で優しい緑色のアベンチュリンは、ほんわかとした雰囲気の牡牛座にぴったり。淡いグリーンが見る人の心を穏やかにし、ストレス解消にも効果があるようです。

淡いピンク色が人気のローズクォーツは、恋愛運がアップすると言われています。カボションカットのローズクォーツのジュエリーを身につければ、牡牛座のチャーミングな魅力がさらに高まるでしょう。

牡牛座の星座石の中から、エメラルドとマラカイトを重ねづけしてグリーン系でまとめてみるのも素敵です。1つと決めずに、これから少しずつ好きな石を集めていくのもいいですね。

TOP画像：Van Cleef & Arpels 「ヴィンテージ アルハンブラ」マラカイト ネックレス・イヤリング／
Brand Jewelry 2019WINTER-2020SPRING

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