No.125 オードリー・ヘプバーン主演映画の中に見る気品あふれるジュエリースタイル
BJI ブログ No.125
5月4日はオードリー・ヘプバーンの誕生日。2022年は生誕90年にあたります。「ローマの休日」で初主演ながらいきなりアカデミー賞主演女優賞に選ばれ、ハリウッドスターの階段をかけのぼったオードリー。人気絶頂期に家庭を大切にしたいとあっさりとその地位を捨てローマに移住。晩年はスイスの田舎に居を移し、ユニセフの親善大使としてアフリカ、南米、アジアなど世界十数カ国をめぐり、恵まれない子供たちの窮状を訴えていたこともよく知られています。
彼女の没後約30年が経ち、5月6日から彼女のドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が公開されています。貴重なアーカイブ映像や彼女の肉声、長男ショーン・ヘプバーン・ファーラーや彼の娘(オードリーの孫娘)でモデルとして活躍後、現在アーティストのエマ、オードリーと親しくしていた友人や映画で関わった人たちなどのインタビューを通じて、彼女の人生を紐解いていきます。
1950~60年代彼女が主演した映画も紹介され、そこで身に着けていたジュエリーにも目が留まりました。たとえば「ティファニーで朝食を」(1961年)。シンプルなブラックドレスにシガレットホルダーを片手にポーズをとるオードリー。アップにした髪にはダイヤモンドのヘッドアクセサリー、耳には大粒ティアドロップのダイヤモンドピアス、胸元には5連のパールにダイヤモンドが多数セッティングされたペンダントトップが印象的でしたね。当時の映画宣伝用のポスターには、センターにティファニーの128.54カラットのイエローダイヤモンドがセッティングされたリボンロゼットのデザインネックレスを着用、それも話題となりました。
「ローマの休日」(1953年)では、主人公アンが小国の王女ということもあり、花のついたティアラとペアシェイプのダイヤモンドイヤリング、そしてダイヤモンドチョーカーのポートレートがよく知られています。そして忘れてはいけないのが、ラストシーンで見たシルクのボンネ(ヘッドドレス)にシンプルなダイヤモンド入りパールピアスに2連のパールに星形のルビー入りペンダントトップのチョーカー。アン王女の凛とした美しさが際立つスタイルです。
「パリの恋人」(1957年)。ドキュメンタリーの中で「共演のフレッド・アステアについていくのが精いっぱいだった」と語る彼女ですが、スクリーンで見る彼女のステップは、バレリーナを目指していただけにとても軽やかで楽しそう。ジバンシィとの競演によるシンプルなドレスに、ダイヤモンドのヘッドピースとペアカットのダイヤモンドのイヤリングが気品を感じさせます。また赤いドレスを身にまとい、ブルーダイヤモンドの大粒ドロップがいくつもついたネックレスとイヤリングを着け、ルーブル美術館の階段から颯爽と下りてくる彼女はスターそのもの。
「マイフェアレディ」(1964年)。主人公イライザの衣裳といえば、白と黒を基調にした大きな帽子に体にぴったりとフィットしたドレス、白い傘を持ったスタイルが今や定番となっていますが、オードリーの白いドレスにショーメのダイヤモンド・ティアラ、首全体を覆う豪華な透かし彫りのチョーカー、お揃いのイヤリングのセットというスタイルもゴージャスです。
ミュージカルということでイライザが歌うシーンがありますが、映画では吹き替えになっています。ドキュメンタリー映画では、彼女の歌声の入ったシーンが見られます。私としては、ちょっとハスキーな彼女の歌声も決して悪くはないと思うのですが、当時は歌を吹き替えにすることはよくあったようですね。
ドキュメンタリーで紹介されていた映画をピックアップしてみましたが、彼女が主演した映画はほかにも「麗しのサブリナ」「おしゃれ泥棒」「暗くなるまで待って」などまだまだたくさんあります。
ファッションアイコンとしても注目されていたオードリー。これを機に、もう一度改めて彼女の作品を見直してみたいと思いました。
『オードリー・ヘプバーン』オフィシャルサイト:https://audrey-cinema.com/
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