獅子座に幸せを運んでくる星座石は、ダイヤモンド。琥珀(アンバー)、サンストーン、タイガーアイ、オニキスも運気ＵＰが狙える。

Written by MACHIDA Akemi

素肌にジュエリーが映える夏の季節。夏のシンプルな洋服もジュエリー使いでがらりと印象が変わってきます。何をつけたらいいのか迷ったら、星座石から選んでみてはいかがでしょうか。誕生石とはまた違った宝石との出会いが楽しめます。

12の星座ごとに守護石があり、それを身につけることで幸運を引き寄せると言われています。日本では、まだあまり知られていませんが、ヨーロッパでは誕生石よりも星座石の方がメジャーだといいます。

ダイヤモンドが獅子座をさらにエネルギッシュに

獅子座の人は、明るくて華やか。何事にも恐れず夢に向かって突き進むことができ、努力家なので周りからの信頼も厚いでしょう。そんなアクティブな獅子座をサポートするメインの星座石は、ダイヤモンドです。

永遠に輝きが失せないダイヤモンドは女性の憧れで、いくつ持っていても違うデザインやサイズのものが欲しくなります。遥か何世紀も昔から人類は特別な想いを持ってダイヤモンドに接してきましたが、コロナ禍やウクライナ情勢など不安定な世界情勢が続く今の時代こそ、変わらない輝きを見せてくれるダイヤモンドが求められているようです。

ダイヤモンドは炭素のみで構成された、地球上で最も硬く透明度の高い鉱物です。地下150㎞以上深いマントルと呼ばれるところで形成され、地表に押し上げられます。誕生するのに数億年かかりますが、条件が少しでも違ってくると、黒くてやわらかい全く別の鉱物になってしまうので、まさに奇跡が生み出す石と言えます。

虹色に輝くダイヤモンドが、不安な時も勇気づけてくれる

語源は、ギリシャ語で「征服する」という意味のadamas(アダマス)からきています。何者にも屈しない強いイメージから勝利のシンボル、永遠の愛の象徴として宝石の頂点に君臨しています。

ダイヤモンドが世界中の人に選ばれている理由として、屈折率の高さがあります。ダイヤモンドの屈折率は2.42、ルビー1.76、エメラルド1.57と比べるとダイヤモンドの屈折率が圧倒的に高いことがわかります。

屈折率が高いと表面から鏡のように光を反射するだけでなく、宝石の上部から入った光が内部で鋭い角度で曲がり、石の中で複雑に反射するので、キラキラとした輝きが強くなるのです。

ダイヤモンドの価値は、Cut（カット）、Clarity（透明度）、Color（色）、Carat（重さ）の4Cによって決まりますが、ダイヤモンドを買う時に一番大事なのは、そのジュエリーを眺め、身につけてみてワクワクと心がときめくかどうかです。

琥珀やオニキスも、獅子座が幸せになれるアイテム

琥珀も獅子座の星座石です。明るい黄色の琥珀は500万年も前の森で枯れた木の樹脂が化石になったもので、珍しい植物由来の宝石です。18世紀のロシアの皇帝エカチェリーナ2世は琥珀が大好きで、琥珀だけで装飾した「琥珀の間」を宮殿内に作っています。石の中に虫や植物が入ったものがあり、閉じ込められた太古の生き物を眺められるのも魅力の1つです。

サンストーンは勝利の石とも言われ、獅子座を成功へと導きます。ムーンストーンと同じ長石の仲間で、オレンジ色のものをサンストーンと呼んでいますが、キラキラと金属の内包物が美しいのが特徴です。

ハチミツのような茶色の地に、ゴールドのラインが入ったタイガーアイは獅子座をトラブルから守ります。虎の目のように見える鋭いまなざしは最強のお守りとして知られ、特に仕事運や金運が良くなると言われています。

オニキスも獅子座の星座石。オニキスの艶やかな黒は、スタイリッシュで知的な印象を与えるので人気があります。甘口×辛口のコーディネートで、あえて淡いピンクの甘いフリル系のブラウスに合わせてみるのもいいでしょう。

宝石は魔除けとして、古代エジプトの時代から使われていましたが、今は原点回帰でジュエリーをお守りのように身につける人が増えています。災いを回避し、幸せを呼ぶ星座石、ここぞという勝負時に身につけてみてはいかがでしょうか。

TOP画像：ROYAL ASSCHER DIAMOND／ダイヤモンドStyle Guide

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