Written by Brand Jewelry

ひたむきに支援活動を続けるアメリカのジュエリーブランド、ハーウェル・ゴッドフリー。

年2回、2月と9月に開催されるニューヨーク・ファッション・ウィーク。2022年9月は、10日～14日まで開催され、期間中の華やかなパーティではジュエリーがその主役となることもありました。中でも、9月10日金曜日の夜、マンハッタン、ダウンタウンのノーホー地区にあるテンプル・バーで開かれたパーティでは、アメリカのファインジュエリーブランド、Harwell Godfrey(ハーウェル・ゴッドフリー)が最新のチャリティーハートペンダントを披露、話題を集めました。

ハーウェル・ゴッドフリーは、カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に、古代のテキスタイルとエスニックパターンを取り入れた鮮やかで大ぶりなデザインがアメリカで人気のジュエリーです。2020年春には、チャリティーハートというコレクションを立ち上げ、その収益金をさまざまな非営利団体に寄付する取り組みを行っています。

その第1弾となったのが、K18ゴールドにマラカイト、ダイヤモンドをセッティングしたハートペンダント。COVID-19の非常事態時、食糧支援を行う「ワールド・セントラル・キッチン」を支援するために作成されたペンダントは、癒しのお守りとして考案されました。

K18ゴールドにマラカイト、ダイヤモンドをセッティングしたハートは、彼女のアイコンである三角形のモチーフがハートの上に繰り返し配置され、壊れたハートが元に戻ったように見えるデザインが印象的です。

同年、ジョージ・フロイドさんが殺害され、「ブラック・ライヴズ・マター」のデモがアメリカ全土に拡大した時は、全米黒人地位向上協会 (NAACP)の支援としてその第2弾を製作しました。中央にはブラックオニキスをあしらい、黒人の命へのリスペクトを表現しています。

3つ目は、世界中の女性と母親の生活改善を目指す支援団体「Every Mother Counts（エブリー・マザー・カウンツ）」への支援としてピンク オパールのハートを発表。さらに、LGBTQの人々の平等推進に取り組む「Human Rights Campaign（ヒューマン・ライツ・キャンペーン）」に向けて、サファイア、アメシスト、ツァボライトをセッティングしたハートを、「Futures Without Violence （フューチャーズ・ウィズアウト・ヴァイオレンスー暴力のない未来）」という団体に向けてはカルセドニーのハートを発表してきました。

そして、今回のファッション・ウィークで発表された6番目となるチャリティは「銃規制」や銃による暴力を反対する団体「Everytown for Gun Safety（エブリタウン・フォー・ガン・セイフティ）」に向けたもの。K18ゴールドに、ダイヤモンドを中央にセットしたペンダントは、石の周りに手彫りのデザインが施され、それは銃の爆発音を連想させます。

デザイナーのゴッドフリーは「銃の安全性は、アメリカでは深刻な問題。現在の子供たちの死因の多くは、銃器によるものなのです。母親として、またアメリカ市民として、私は銃規制を応援しその活動の一助になるためにできることをしなければならないと感じています。そのため、今回『エブリタウン・フォー・ガン・セイフティ』の活動を支援するために、チャリティー ハート シリーズの 6 番目として、このダイヤモンド ペンダントを製作しました」と語っています。

今回使用しているダイヤモンドは、デビアス社の「Code of Origin(コード ・オブ ・オリジン)」と言って、ダイヤモンドが天然で紛争とは無縁、デビアスの倫理基準を満たしていることを保証する独自のコードがついています。ダイヤモンド採掘地域はもちろん、野生生物との共生やカーボンニュートラルといった面から企業にとっても有益であるということです。

チャリティハートペンダントは、多くの著名人たちからの支持があります。例えばカマラ・ハリス副大統領、女優のヒラリー・スワンクなどがさまざまなシリーズを愛用しています。ペンダントの小売価格は 3,500 ドル、harwellgodfrey.comで入手できます。

さまざまな社会問題を抱える現代、ジュエリーがその解決の一助となり得ることはうれしいですね。

Top画像：www.naturaldiamonds.com

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