Written by Machida Akemi

フランク・ゲーリー自らデザインしたアイコニックなボトルキャップが華麗に変身！　ガラスと色彩の巨匠シモーネ・セネデーセの手仕事によって、香水がカラフルなアートオブジェに。

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コロナ禍の中、癒しを求めて香水をつける人が増えているようです。香りももちろん選ぶポイントですが、ボトルデザインが素敵だったらインテリアとしてずっと飾っておきたくなりますね。

ルイ・ヴィトンのフレグランス「レ・ゼクストレ」の誕生から1周年を記念して、ボトルキャップをムラーノガラスで製作した「ムラーノ アート エディション」が登場しました。

フランク・ゲーリー自らが「レ・ゼクストレ」のためにデザインしたボトルキャプは、華麗な変身を遂げています。ムラーノガラスの巨匠シモーネ・セネデーセの類い稀なる手仕事によって、フレグランスがユニークでカラフルなアートオブジェへと生まれ変わりました。

ボトルデザインは、アメリカの建築家、93歳で今もなお第一線で活躍しているフランク・ゲーリー。代表作にはスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館などがあり、幻想的でダイナミックな造形には想像力を掻き立てられます。今回の「ムラーノ アート エディション」からは、ボトルから万華鏡のように咲き誇る花、あるいは風にそよぐ鮮やかな花びらの集合体をイメージさせます。

フランク・ゲーリーはこのように振り返ります。「ルイ･ヴィトンのフレグランスボトルを初めてデザインした時、私は鮮やかな色彩のキャップを作りたいと夢見ていました。今回、シモーネ･セネデーセと彼が率いるガラス職人たちとのコラボレーションにより、ついにそのビジョンを実現することができたのです。チームが創り出した色は美しく、刻々と変化していきます」

フランク・ゲーリーのデザインを具現化したのは、ムラーノガラスの巨匠シモーネ・セネデーセ。ムラーノガラスは北イタリアにあるヴェネツィアの小さな島、ムラーノ島の職人によって約1000年に渡り受け継がれてきた伝統工芸品で、ヴェネツィアングラスとも呼ばれています。

このキャップは、ヴェネツィアングラスの工房が集まるムラーノ島で、シモーネ・セネデーセと3人の熟練のアシスタントが、炉と作業台の間をバレエダンスのように絶えず移動しながら、長年培ってきた職人の技を駆使し手作業で製作されました。熱せられたブラック、レッド、ブルー、そしてクリアのガラスの玉を吹きながらハサミでカットし彫刻が施された極上のアートのようなキャプには、1つ1つにシリアルナンバーが刻印されています。

「フランクのこの上なく優美な『花びら』のデザインに命を吹き込むことは、人の手でなければ到底達成できないことです。なぜなら、職人の技に勝るものはないからです。吹きガラスの技法はとても難しいものですが、試行錯誤の末、フランクの大胆なデザインほどに、自然な優美さと流動性を表現するには、この方法しかないと確信しました」とシモーネ・セネデーセは語っています。

特別なボトルキャプのために選ばれた香りは、「シンフォニー」。グレープフルーツ、ベルガモット、オレンジにジンジャーを加え、甘さの中にスパイシーさが見事に調和し、清涼感がいつまでも続きます。

調合したのはメゾンの専属調香師、ジャック・キャヴァリエ=ベルトリュード。祖父も父も調香師という一家に生まれ、世界三大調香師の1人とされる彼は香水産業の中心地、南仏グラースにある自身のアトリエで、世界中から集められた最高級の原料をさらに厳選し、花や果物の香りの比率を細かく割り出しながら繊細な香りを生み出しています。

「ムラーノ アート エディション」に加えて、「レ・ゼクストレ コレクション」の5つのフレグランスすべてを、フランク・ゲーリーによる洗練された美しいガラスの台座に収めた、非常に稀少なレ・ゼクストレ ムラーノ アート エディション ブーケ マスターピース」も、リミテッドエディションとして登場(受注生産のみ、価格は要問い合わせ）。それぞれのボトルには、丁寧な手作業によって作られた異なる色のユニークなガラスキャップが付属しており、それらを組み合わせると、優美な花のブーケに変身します。

レ・ゼクストレ ムラーノ アート エディション　エクストレ・ドゥ・パルファン
 100ml　737,000円(税込)　※数量限定

日本では銀座並木通り店にて販売。その後の取扱い店舗は要お問い合わせ。

お問い合わせ
ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL 0120-00-1854

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