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ブランドジュエリーオリジナルの特集記事です。

ショパールが、色とりどりのプレシャスストーンを披露

Written by Machida Akemi

カラーダイヤモンド、ルビー、サファイア、パライバトルマリンなどハイジュエリーを飾るにふさわしい希少なジェムストーンを、パリ・オートクチュール・ファッションウィークの期間中に公開。


眺めているだけで気持ちを明るくしてくれるカラーストーン。ここ数年でカラーストーンの人気がますます高まっています。脱コロナに向け、何か開放的な気分になれるものを時代は求めているのでしょう。需要が高まり続け、入手困難な状況のカラーストーンもあるほどです。鮮やかな色の大粒のカラーストーン、憧れますね。

パリ・オートクチュール・ファッションウィークは今年も開催され、それに合わせ名だたるメゾンが新作ジュエリーを発表しましたが、ショパールもこの期間中に希少なストーンの数々を披露しました。比類なきカラーダイヤモンド、ルビー、サファイア、パライバトルマリンなど、色とりどりの鮮やかなジェムストーンはメゾンの職人技によって、魅惑的な美しさを漂わせるハイジュエリーへと生まれ変わります。

160年以上の歴史を誇るスイスのラグジュアリーウォッチ&ジュエリーブランドのショパールは、常に新しいことに挑戦し続けるメゾン。これまでもメゾンのアイコンでもあるダイヤモンドが動き回る「ハッピーダイヤモンド」、世界中の憧れのスターがカンヌ映画祭に身につけて披露する「レッドカーペット コレクション」、342カラットという巨大な原石から生まれた「クイーン・オブ・カラハリ」と、私たちにいつもワクワクとしたニュースを届けてくれます。

巨大なサイズを誇るイエローサファイア

まずは、宝石の島と呼ばれるスリランカで採れたオーバルカットの2石のイエローサファイアを見てみましょう。それぞれ151.19カラットと、127.70カラットという巨大サイズに加え、太陽のような輝きを放つ見事なイエローは、まもなく大胆なデザインのリングやカフブレスレットに生まれ変わるのでしょう。

同じくスリランカ産のロイヤルブルーカラーの最高評価を受ける26.70カラットのサファイアにも注目です。8角形のオクタゴナルカットはシンメトリーを形成し、ブルーの光沢がゆらゆらと幻想的輝きを放ちます。

真っ赤に燃えるルビーは、女性なら誰もが憧れる宝石。ショパールのヴィヴィッドなルビーは、10.06カラットという大きさのモザンビーク産で、ただならぬ高貴なオーラを漂わせています。前述のサファイアと同様に、その色合いは天然由来で加熱処理は一切施されていません。

数年前からショパールは、パリ・オートクチュール・ファッションウィークで極上のプレシャスストーンを披露してきましたが、これは共同社長兼アーティスティック・ディレクターのキャロライン・ショイフレのジェムストーンに対する情熱によるもの。天性の才能と鋭い審美眼を持つ彼女は、誰もが羨む最高のジェムを探し求めて世界中を駆け巡ります。

ピンクやグリーンのカラーダイヤモンドは特に希少

希少性の高さから人気がさらに上昇している宝石と言えば、カラーダイヤモンド。披露されたのは南アフリカ産のピンクダイヤモンドと、ブラジル産のグリーンダイヤモンドで、最も大きなもので4.63カラットあります。

カラーダイヤモンドが採れる確率はホワイトダイヤモンドのわずか0.06%と言われ、そのカラーダイヤモンドの中でも希少性が高いと言われているのがグリーンダイヤモンドです。

ピンクダイヤモンドは桜色のカラーが人気ですが、その産地として知られるオーストラリアのアーガイル鉱山が2020年11月に閉山となったため、さらに希少価値が高まっています。

美しいネオンブルーの宝石は、1980年代にブラジルで発見され幻の宝石と呼ばれているパライバトルマリンです。大きいほうが約16カラット、残りの2石は7カラットを超えるサイズで、モザンビークで採掘されました。

澄んだブルーにグリーンがかった美しい色味のショパールの最高級のパライバトルマリン。2石でイヤリング、約16カラットのストーンでボリューム感あるリングやネックレスといった、誰もが心奪われるようなセットジュエリーが完成しそうです。

とてつもなく大きくて美しいレアストーンが揃ったこの春のショパール。どのようなデザインになるのか、とても気になります。






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