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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.226 ダイヤモンドがちりばめられた世界で最も高価なiPhone がロシアで登場!

BJI ブログ No.226

Appleは2022年2月、ロシアのウクライナ軍事侵攻に伴い、iPhoneの出荷を止め、ゼレンスキー大統領が喜んだと聞いていますが、いつの間にかロシアでの販売が復活しています。政治とビジネスは相入れないもの。日本でも日常的にロシア産を見かけますので、制御できないところですね。

2023年7月、ロシアのYou Tubeから、iPhone 14 Pro/Pro Maxをベースに携帯ケース部分に570ピースのダイヤモンドがセッティングされた「ダイヤモンド スノーフレーク(雪の結晶)」の画像が配信されました。このモデルは、ロシアの高級カスタムデバイスブランドとして知られるCaviar(キャビア)が、英国のハイジュエリーブランド、グラフと提携して製作されたものです。

スノーフレークというのは、以前グラフが製作したダイヤモンドネックレスの名前。iPhone版にはケースのほぼセンター部分にペンダントトップのデザインが再現されています。

ダイヤモンドはラウンドとマーキスカットの大粒が、さらに周囲にもメレが丹念に埋め込まれています。地金は、プラチナ、ホワイトゴールドで、表面に施されたテクスチャーにもこだわりが感じられます。

パッケージも豪華。金の鍵の入った白い革のケースと、その金の鍵のみで開けられるiPhoneの入った金色のケース、そして手袋も入っています。金色のケースの箱を開けると蓋に付いている小さなLEDライトが点灯、iPhoneにスポットが当たります。その下の2つに分かれたコンパートメントにはグラフの真正性証明書とApple のシリアル番号の書類が入っています。まさに「ジュエリー」と言える逸品。価格は40万USドル(約5,600万円)。3点の限定販売。1点はすでに中東の顧客に売約済みだとか。

このほか、ダイヤモンドの部分がスワロフスキー、メタル部分はシルバーというセカンドバージョンもあります。価格は16,450USドル(約230万円)で限定20点。

スワロフスキーバージョンのパッケージの仕様はほとんどダイヤモンドバージョンと同等で、コンパートメントの部分に保証書やシリアル番号に関する書類が入っています。

それにしても、スワロフスキーでさえ200万円以上とは! こんなゴージャスな携帯電話、日常的に使うよりも家の金庫に保管しておいたほうが安心かも。

ちなみに、グラフの創業者ローレンス・グラフはロシア出身なので、ロシアの富裕層とは繋がりが強いはず。すぐに完売するでしょうね。
画像出展元 : caviar.global

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ダイヤモンドの合計0.5ct、トップの直径が約1.3cm。胸元で存在感を放つダイヤモンドネックレスです。フラワーモチーフになるようにいくつものダイヤモンドをセッティングし、一部に設けられた空間により、デリケートな雰囲気が漂います。プラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドの3カラーからお選びいただけます。
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