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フェラガモ創業者の曾孫が紡ぎだすSDGsジュエリー 「ソーレ・ステュディオ」(So-le Studio)

Written by Brand Jewelry

フェラガモと言えば、今でこそファッションブランドとしてさまざまな分野を手掛けるブランドですが、そのベースは靴。創業者サルヴァトーレの曾孫マリア・ソーレ・フェラガモが創り出すジュエリー「ソーレ・ステュディオ」は、革や真鍮などの残材を用いたコンテンポラリーなコレクションです。

幼少期の夏休みには、いつもフィレンツェにある家業の靴工場で過ごしていた彼女。宝物のような工場での思い出が、ジュエリー創作の原点になっていると語ります。

彼女が初めてジュエリーを作ったのは、11歳か12歳のころ。それは、いくつかの革のサンプルから切り出してコンパスを使って作った花の形のイヤリングでした。アップサイクルが今ほど一般的ではありませんでしたが、彼女にとってはとても自然なことだったそう。製造工程で余った素材を利用して何かできるのではないかと思いついたのがきっかけです。

2013年ミラノ工科大学で建築の学位を取得した後、1年間の休暇をとって多数の工場でインターンを経験し、革やジュエリーの製造や技術を学んだマリア。2014年にはロンドンのセントラル・セント・マーチンズでジュエリーを専門とするデザインの修士号を取得しました。

彼女の作るジュエリーは、くるくるっとカールした丸みを帯びたフォルムに切り込みが入ったモビールのような軽やかさが特徴。建築を勉強した彼女らしい立体感のあるデザイン、そして革にメタリックな着色をしているところにモダンな印象を受けます。

メインの素材となっている革は、彼女自身がイタリア全土のサプライヤーから見つけてきた革の端切れを使用しているのだそう。最近では、真鍮の削りくずをゴールドでコーティングし、蛍光顔料を埋め込んだエナメルでアクセントを付けた落書き風のイヤリングも登場。UVライトを当てるとイヤリングが輝くのだとか。遊び心満載です。

気になるお値段ですが、素材が廃材利用ということもあり、かなりお手ごろ。公式サイトを見ると日本円の記載で1万円台からあり、5~6万円台が多いようです。日本から購入する場合、別途送料や関税がかかると思われますので、確認が必要。現在イタリア、イギリス、アメリカの店舗で展開していますが、さらに店舗を増やしていく予定とのこと。日本にも上陸してほしいものです。

画像出典元 : so-le-studio.com

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