NO.278 食用の貝の中で育った真珠、自然が創り出す奇跡
Text=Brand Jewelry
運が良ければ、食用の貝から天然真珠を発見するかもしれません。天然真珠は色も形も1点もの、お宝です。
ホタテ、アワビ、カキなど、美味しい貝類から天然真珠
サイトを見ていたら、こんな記事を発見しました。「スーパーで半額で買ったホタテから真珠発見」。それも、合計7個も! サイズはバラバラで形もいびつですが、正真正銘の真珠!
え?ホタテ貝からも真珠が採れるの?
ちょっと意外に思われるかもしれませんが、どんな貝でも真珠や真珠に似た物質ができる可能性があるんです。身近なところでは、コンビニの「ホタテ貝の焼貝ひも」の中にも真珠が入っていることもあるそう。
ホタテ貝から採れる真珠は、スキャロップ(scallop-英語でホタテの意)真珠と呼ばれています。アコヤガイのような養殖真珠はなく、すべて天然。この真珠の特徴は、真珠層がなく表面がカルサイトという物質で覆われています。
宝石市場に出回っているスキャロップの多くはカリフォルニア沖で産出されたもので、10~100万個の中から1つ入っているかいないかと言われる非常に希少性の高いもの。品質の良いものは、100万円で取引されることもあるとか。真珠は「真円、白」というイメージですが、天然のため、白の他、紫っぽい色、形もしずく型などさまざま。
他にも真珠を作る可能性があり、日本で食用としておなじみの貝といえば、カキとアワビ。ただどちらもホタテ同様、宝石品質のものにはなかなかお目にかかれません。
一方、養殖真珠用のアコヤガイが食用に使われているのをご存知でしょうか。養殖真珠の産地である三重、宇和島、長崎では12月から1月にかけて養殖されたアコヤガイが浜揚げされ、真珠が採取されます。その際アコヤガイの貝柱も一緒に取り出されます。貝柱は地元の鮮魚店などで販売されることもあり、お刺身、パターソテー、かき揚げなど、真珠のシーズンしか味わえないメニューが楽しめるそうです。
「食」と「真珠」がこんな形でつながっているとは……驚きました。
ところで、冒頭に書きました「半額ホタテ」に入っていた真珠は小さすぎて値段がつけられず、査定は不可。購入された人は「真珠は宝物として大切にします」と語り、ホタテはその後、焼いておいしくいただいたということです。
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