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ブランドジュエリーオリジナルの特集記事です。

身につける喜びが増す、アーガイルピンクダイヤモンドの資産性

Text=Watanabe Ikuko

高品質なダイヤモンドを資産として重視する傾向が世界の富裕層で高まっています。彼らがとりわけ注目するのは、アーガイルピンクダイヤモンドです。


グレーディングレポート(鑑別書)でより高いグレードに評価されたダイヤモンドは、世界の富裕層の間で高値によって取引されています。コレクターばかりでなく、オールドマネーと呼ばれる人々の間で、好まれる傾向にあります。

オールドマネーが好むクワイエット・ラグジュアリー

オールドマネーという人々は、クワイエット・ラグジュアリーを好みます。クワイエット・ラグジュアリーとはなんでしょうか。それは、たとえば厳選されたカシミアで仕立てられたコート、ブランドロゴが控えめなオーダーメイドのレザーグッズなど、わかる人にわかる上質な素材で丁寧に作られたもの。オールドマネーは、一目でブランドがわかるようなファッションは身につけません。自分を「リッチ」に見せる必要はないからです。ソーシャルネットワークも行いません。なぜなら華やかな生活を公開することは、自分の身を危険に晒しかねないからです。

本当に価値あるもので囲まれた暮らしを、静かに、理解しあえる仲間たちと共有する人々に注目されているのが、ダイヤモンドの中でもとりわけ希少性の高いファンシーカラーダイヤモンド。さらに滅多に一般に公開されないオーストラリアのアーガイル鉱山から産出したピンクダイヤモンドです。

発見率が1%未満の、特別なピンクダイヤモンド

アーガイル鉱山は、世界中に供給されるピンクダイヤモンドの90%を産出してきた鉱山ですが、産出量の減少により、2020年に40年足らずで閉山しました。アーガイルピンクダイヤモンドの希少性は極めて高く、出現率は1%未満、大きさは90%が0.2ct未満と小粒です。もともと供給量が少なかったことに加えて、新しく採取ができなくなったため価格は高騰しています。自然の神秘が生み出した愛らしさと気品に溢れたピンク色のダイヤモンドは、「完全な愛」という宝石言葉が付けられ、愛のシンボルとなりました。

センターのダイヤモンドはファンシーピンク(0.64ct)、SI1、エメラルドカット。アーガイルピンクダイヤモンドをメレのピンクダイヤモンドと無色透明のダイヤモンドで囲んだデザインです。Pt・ピンクダイヤモンド ・ダイヤモンド リング ¥24,200,000(税込)(銀座・和光)

幻のピンクダイヤモンドを銀座で拝見

幻のように少ないアーガイル・ピンクダイヤモンドのコレクションを、銀座・和光で見させていただきました。アーガイル鉱山からは、レッド、バイオレット、淡いピンクなど産出されますが、和光では、比較的明るいトーンの「桜色」に似た淡いカラーから色の濃いものまでを選んで、ジュエリーにリングやネックレスに仕立てています。

銀座・和光のピンクダイヤモンドは、1984年から2021年、毎年1回、アーガイル社が開催した、世界でも最も高級なダイヤモンドの入札会「アーガイル・ピンクダイヤモンド・テンダー」に出品されたものが含まれています。その入札会で紹介されるダイヤモンドも、毎回わずか40〜60点でした。このことからもいかにアーガイルピンクダイヤモンドが希少であるかわかります。銀座・和光のテンダーのルース(裸石)には、専用ボックスと、入札テンダーブックが付きます。

国際情勢が不安定な今、一部のダイヤモンドは高騰しています。中でも閉山されたアーガイルピンクダイヤモンドの需要は高く、価格が高騰しているため、資産価値が注目されています。永遠の輝きを秘めた、さらにレアなダイヤモンドを、リスクヘッジ、次世代のために選ぶという選択肢もあるのではないでしょうか。



お問い合わせ:銀座・和光
https://www.wako.co.jp/

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