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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.304 ヒップホップ誕生50年、ニューヨークでヒップホップジュエリーの特別展開催

ヒップホップシーンで愛用されてきたジュエリーの企画展「アイスコールド:ヒップホップジュエリー展 」がアメリカ自然史博物館で開催中。

昨今のミュージックシーンで世界的なトレンド、ヒップホップ。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの日本の音楽ユニットyoasobiを世界的な人気へと押し上げたのもヒップホップを軸とした楽曲「アイドル」です。人気アニメ「推しの子」のオープニング主題歌として世界中に配信され、2023年6月アメリカ、ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”で日本語曲としては初の首位を獲得しました。

アメリカ、ニューヨーク市のアメリカ自然史博物館では、現在ヒップホップに関連するジュエリー展「アイスコールド:ヒップホップジュエリー展」を開催しています。

1970年代、ニューヨークで貧困にあえぐ若者たちは当時流行のディスコなどに入場できず、近くの公園などにスピーカーやレコードプレーヤーを持ち寄り、音楽を聴いたりダンスをしたりしていました。こうした野外の集まりは後に「ブロックパーティ」と呼ばれるようになり、DJやMCが登場。そこにダンサーたちが集い、互いのダンスを披露し合う場へと進化し、ヒップホップが誕生しました。

時系列に並んだヒップホップジュエリー

この特別展では、1980年代ラップの先駆者たちが愛用していた特大のゴールドチェーンに始まり、1990年代MCやビジネス界の大物たちが身に着けていたダイヤモンドやプラチナのレコードレーベルのペンダント、そして2000年代アーティストたちのハイファッション、ポップカルチャー、ラップのスピリットを取り入れた色とりどりの前衛的なジュエリーまで、ヒップホップジュエリーの変遷をたどっていきます。

例えば、1983~2002年まで活動していたヒップホップグループRUN DMCのジュエリー。1986年制作のアディダスのシューズをかたどったK14ゴールドペンダントトップ付きチェーンネックレスは、彼らの3枚目のアルバムからシングルカットされた「My Adidas」という曲にちなんで制作されました。

カリブ海の島国、トリニダード・トバゴ出身のラッパー兼シンガーソングライター、ニッキー・ミナージュのバービーネックレスは、K18ゴールドに「Barbie」の文字をダイヤモンドでちりばめ、縁取りにピンクのエナメルが施された超スイートな作りが特徴(なんとダイヤモンドは54.47カラットあります!)。

モデルとしても活躍しているエイサップ・ロッキーのために2022年に制作されたレゴロボットのペンダントトップは、マルチカラーのダイヤモンド、サファイア、ルビー、エナメルが施されたゴージャスなつくりには、画像を見るだけでも思わずため息。

どれもビッグサイズでボリュームたっぷり、ギラギラ度満点。ヒップホップグループやMCはこうしたジュエリーを身にまとい、存在感をアピールすることで、ヒップホップミュージックを高みへと押し上げてきました。

ヒップホップが今の地位を確立するためには、派手で大ぶりなジュエリーが必要不可欠だったのではないでしょうか。ニューヨーク市のアメリカ自然史博物館のヒップホップジュエリー特別展は、2025年1月5日まで開催されています。


画像出典 : nationaljeweler.com

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