NO.312 元気をくれるドロップシェイプのジュエリー
きらきら輝くジュエリーを着けると、外出が楽しくなります。日差しの強い夏にかけて気になるのは、透明感あふれるドロップカット。ロングのイヤリングやネックレスのトップにコロンと下がるスタイルは、すっきりとした印象を演出してくれます。
ドロップカットといえば、まず挙げられるのがペアシェイプ。ペア(英語の洋梨の形)に似ていることからこの名前がつけられました。別名ティアドロップ(涙のしずく)とも呼ばれています。ペアシェイプで最も有名なものといえば、英国王室の王笏(おうしゃく)につけられているカリナン。(カリナンについてはNo.207参照)https://brandjewelry.shop/magazine/blog-207
一方の端がとがり、もう一方が丸みを帯びた曲線の形は、リングにセッティングすると指を細長く見せてくれます。上下を変えることで、雰囲気が変わるのもこのカットが人気である所以です。
同じようなドロップでも、シャンデリアのパーツのように360度ぐるりとファセット(宝石の表面に施された一つ一つの面)に囲まれているブリオレットカットにも注目。
14世紀以前に誕生したダイヤモンドのオールドカット、ローズカットの一種で、アンティークジュエリー、たとえば、ヴィクトリア朝、エドワード朝、アール・デコの時代などのジュエリーに使われてきました。
ファセットの数はおよそ84ですが、ファセットが多ければ多いほど輝き度も増します。ただ、カットするにはかなり高度な技術が必要で、熟練したカット職人でも1日に5〜10個を仕上げるのがやっと。
ファセットを見せるための特有のカット数のために、下から上に向かって仕上げ、しかもトップ部分はとがらせる必要があります。
かつては一世を風靡したブリオレットカットは、現代のブリリアントカットが注目されると次第に姿を消していきました。ところが、20年ほど前からアンティークを見直す動きの中で、カラーストーンに使用されファッションジュエリーとして人気が高まっています。
特にロマンチックな印象になるのが、イヤリング&ピアス。シンプルに石の魅力をぐるりと見せる金属線で吊り下げたもの、貴金属のキャップで覆ってつぼみのように見せるデザインなど、現在ではかなりポピュラーとなっています。
この時期は、さわやかな若葉色のペリドットや神秘的なムーンストーンに注目。あまりキラキラするのはちょっと…という人には、マットなトルコ石やラピスラズリ、表面にファセットがないシンプルなドロップタイプなんていかがでしょう?梅雨空は、ジュエリーを着けて気分を上げましょう!
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K18ゴールドにミル打ちを施した枠にトルコ石をセットしたピアス。トルコ石はスパイダーウェブと呼ばれる模様が入っている種類。1つとして同じものがないところが人気。ちょっと珍しいドロップシェイプで、1cm以上のサイズがあり、髪の合間に隠れてもブルーが映えます。トルコ石は12月の誕生石です。トルコ石はアメリカ先住民やチベットでお守りとして大切にされてきました。健康や幸福をもたらしてくれると信じていました。
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K18ゴールドにミル打ちを施した、ドロップシェイプ ブルーカルセドニーピアス。藤の花に似た淡い紫色が上品です。このピアスをプラスするだけで大人っぽい着こなしが完成します。オールシーズン、似合うカラーストーンです。
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