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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.338 「ダイヤモンドは永遠に」のシャーリー・バッシーのジュエリーオークション

ジェームズ・ボンドの活躍を描く映画「007」シリーズ。2021年には25作目が公開、第1作目からすでに60年以上の時を経て、今もまだ多くの映画ファンから支持。2026年以降になる26作目にも期待が集まっています。

その007のテーマ曲を歌い、世界的に有名となった女性シンガーの1人といえば、シャーリー・バッシー。2024年10月10日、彼女の70年にわたるキャリアで集めた80点以上の宝石が、パリで開催されるサザビーズのオークションに登場します。

バッシーは、映画007シリーズ中、「ゴールドフィンガー」(1964年)、「ムーンレイカー」(1979年)のテーマ曲も歌っていますが、彼女の代表曲はやはり1971年の「ダイヤモンドは永遠に」。この曲のヒットでバッシーとダイヤモンドは深く結びつくようになり、出品されたジュエリーコレクションのほとんどにダイヤモンドが使用されています。

テーマ曲のヒット後も精力的に音楽活動を行ってきたバッシーは、1999年にその功績が認められ、エリザベス女王から男性のKnight (ナイト)にあたる女性の称号Dame(デイム)を授与し、2008年グラミー賞の殿堂入りを果たしています。

バッシーは、1937年生まれの御年87歳ですが、今もその歌声は健在。2021年には新しいアルバムをリリース、2022年にはイギリスのロイヤル・アルバート・ホールで、「007」映画60周年記念コンサートが開催された際にはオープニングで「ダイヤモンドは永遠に」と「ゴールドフィンガー」を披露しています。

ダイヤモンドに夢中になる

バッシーは「駆け出しの頃、天然真珠のネックレスにひとめぼれしてしまいました。それが私が自分で買った初めてのジュエリーでした。その後、その情熱は次第にダイヤモンドへと移っていきました。『ダイヤモンドは永遠に』のオファーがあった時、私はすでにダイヤモンドの虜でした。歌うことを引き受けたのは、当時もそして今もダイヤモンドに対する私の気持ちがぴったりと寄り添っていたからなんです」 。

さらに「私にとってジュエリーを集めることは思い出を集めることと同じで、このコレクションは思い出でいっぱいなんです。自分で買ったものでも贈られたものでも、すべてのジュエリーに意味があり、物語があります。たとえば、エルトン・ジョンがエイズ・ガラの夜に歌ったあとにくれた、ホワイトダイヤモンドで覆われた美しい1960年代のヴィンテージのヴァン・クリーフ&アーペルの指輪。また、初のオーストラリア・コンサートツアーに向かう途中、バンコクに立ち寄った時に高級宝石店のショーウィンドウで見つけたルビーとダイヤモンドのハートのパリュール。 どちらもよく身に着けていたものです。そして、おそらくコレクションの中で最も特別な作品の1つは、エリザベス女王の前で初めてロイヤル・バラエティ・パフォーマンスをした記念に自分で買ったエメラルドのパリュールです」と語っています。

オークションには、20万~25万ユーロ(3,200万円~4,000万円)で落札されると見込まれるカルティエのダイヤモンドとゴールドのパリュールや、最高32万ユーロ(5,200万円)で落札される可能性がある50個以上のダイヤモンドが付いたネックレスなどが出品される予定です。

バッシーのコレクションの一部は、10月10日のライブセールに先立ち、10月4日金曜日からパリのサザビーズで閲覧できます。 オークションの収益は、バッシーが選んだ慈善団体に寄付されることになっています。彼女の思い出のいっぱい詰まったジュエリー、いい人のところへお嫁に行ってほしいと思います。

画像出典 : sothebys.com


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