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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.340 ジュエリー購入で社会貢献。広がりつつある子どもや動物への支援の輪

世界各地で起こっている紛争、自然災害のニュースに、胸を傷めることの多い昨今。そんな中で、今、買い物をすることでさまざまな寄付につながるアイテムやブランドの存在が気になります。ファッションと社会貢献を両立させた「エシカルな動き」が、若者を中心に注目を集めています。ジュエリーにおいても賛同する企業が、続々と登場。その中から3つの活動を紹介します。

子どもの教育環境を支援するプロジェクト

まずは子どものためのチャリティを行っているブランド、ARTIDA OUD(アルティダ・ウード)の「“I am” Donation® 」プロジェクト。

2019年9月途上国支援を目的にスタートしたこのプロジェクトは、対象商品1点につき、¥1,000が寄付されます。その後対象商品を撮った写真を#iamdonationをつけてインスタグラムフィードへ投稿すると追加で100円が寄付されるという仕組み。集まった寄付金は、インド北東部ビハール州における「子どもたちの教育環境改善プログラム」に寄付されています。その支援金を利用し、2022年6月ビハール州には6つの幼稚園教室の建設することができたということです。

同プロジェクトは、長期的な視点で今後もビハール州の子どもたちが自らの力で未来を切り拓いていけるよう支援を継続、支援の結果も随時報告していく予定。

2024年10月11日 (金) には、国際ガールズ・デーチャリティコレクションの新作として、ルビーを連ねたシャンデリアピアスとチェーンリングを発表、新たな寄付を募っています。


SDGs重視で制作されるブランチ・ジュエリー(Branch Jewellery) 。イギリス王室の女性たちからハリウッド女優まで、カジュアルスタイルで愛用されるイギリス発のアクセサリーブランドです。特徴は、滑らかなウッドを主役に、貴金属、天然石を組み合わせているところ。デザイナーのウェンディ・ピカード・ヤングは、旅先で出会ったアフリカの原住民の木工アクセサリーをきっかけに、木という素材に惹かれ、その後インドネシアの職人の協力者を見つけアクセサリーの制作を始めます。売り上げの一部を環境保全の活動に寄付しています。ブランチ・ジュエリーは、色変色も少なく、作りはハイレベルで、末長く愛用できます。
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SDGs重視で制作されるブランチ・ジュエリー(Branch Jewellery) 。ランチ・ジュエリーは、色変色も少なく、作りはハイレベルで、末長く愛用できます。このローズウッドとシルバーのピアスは、縦長の楕円形のデザインでモード感ある雰囲気。カジュアルにもドレスアップにも幅広く身につけられます。売り上げの一部を環境保全の活動に寄付しています。
オンラインショップはこちら。

動物を守る団体に寄付

次に紹介するのは、現在動物愛護のチャリティを実施しているOrefice(オレフィーチェ)。製品の売り上げの5%が、公益社団法人アニマルドネーションに寄付されることになっています。2024年10月10日発表されたK18/Pt「マーニ」ネックレスからイエロー、ピンク、ホワイトの3色のゴールドから選択。小さな肉球をモチーフにしたもので、「マーニ」の由来は、イタリア語で小さな手、可愛い手を意味するla manina(ラ・マニーナ)から。足のひらの中央には小さいながらもダイヤモンドが1粒セッティングされていて、足型がついた専用ボックスもキュートさ全開! 職人によるハンドメイドジュエリーという点にも注目です。オレフィーチェのショッピングサイトでは、商品購入の際ポイントがつくのですが、手持ちのポイントが500ポイント以上になると寄付することができるようになっています。

がん患者をサポートする

最後に取り上げるのが、がん財団に寄付しているフィンランド発のブランド Kalevala(カレワラ)。2015年以来がん財団のピンクリボンコレクションに参加して、毎年限定生産で新作のピンクリボンジュエリーを発表しています。2024年のピンクリボンジュエリーは「Midsummer Night Rose(夏至の夜のバラ)」。夏至の頃に咲くローズの繊細な美しさをシルバーで表現し、アクセントに楕円形のピンクのガラスビーズをあしらっています。ピンクリボンのネックレス/ピアスが1つ売れるごとにがん財団に10ユーロが寄付されます。

このブランド、なじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、フィンランドでは1937年創業の老舗ジュエラー。サステナブルにも力を入れていて、電力は再生エネルギーを利用、ジュエリー製作はすべて手作業、素材は可能な限りリサイクルのものを利用という徹底ぶり。日本に実店舗はありませんが、オンラインショップでの購入が可能です。

寄付の際の注意点

個人1人の力ではなかなか実行することが難しい社会貢献。でも気に入ったジュエリーを購入して身に着けることでその一助を担っているという実感が得られ、一人一人がエシカルな消費行動意識を持てるようになる。その結果、社会がより良い方向へ向かっていくのではないかと思います。

ただひとつ、購入の際に注意する点があります。特に気軽に購入できるインターネットの場合、正規品に見せかけた偽物や実際寄付が行われていない偽の寄付プログラムが存在していることもあります。公式サイトをしっかり確認して、少しでも怪しいと感じたら購入しないこと。

以上の点を押さえた上で、持続可能で優しい未来の一歩を踏み出してみてはどうでしょうか?

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