NO.341 日本のコスチュームジュエリーデザイナーIKUOの展示会、大阪のギャラリーで開催
パリで活躍した日本人ジュエリーデザイナー、一森育郎(いくお)さん。半世紀以上をフランスで暮らしながら創作活動を続けた彼の作品は、花々や草木、果実など自然をモチーフにしたものから、ワイルドなジッパーの形をしたユニークなものまで、どれも大胆でポップな魅力に富んでいます。
ジュエリーというと、K18ゴールドにダイヤモンドやルビーなどの貴石を使ったものをイメージしますが、彼の作品では重厚で温かみのあるコスチュームジュエリーです。日本人では、ただ1人フランス工芸家協会正会員としても知られ、作品は現在ヴィンテージものとしても注目を集めています。
東京でインテリアデザイン、立体彫刻を学んだ後、1968年21歳で渡仏。スタージュ(無給の研究生)として芸術を学ぶ中で、ジュエリーデザインの創作活動をスタートします。1970~75年有名なオートクチュールハウスのコラボレーションによるユニークなコスチュームジュエリー作品を製作し、一躍時の人に。自身のジュエリー活動も精力的に行い、ヨーロッパや日本で個展、グループ展、サロンに出展。1978年にはインターナショナル・パール・デザイン・コンテストで、ネックレス、リングの2作品を受賞しています。
1981年からコスチュームジュエリー製作をスタート、1988年にはワールド・ゴールド・カウンシルのデザインコンテストでグランプリを受賞。その後ジバンシー、ラクロワ、グレ、ハナエ・モリ、カール・ラガーフェルド、バレンシアガなど、一流メゾンのオートクチュール、プレタポルテの世界へと羽ばたいて行きます。
東京では2008年ミュージカルの、2011年には演劇のアクセサリー(まさにコスチュームジュエリー)を担当。2017年には、フランスの教会の修復チャリティコンサート開催に尽力するなど、社会的な活動にも熱心でした。
コスチュームジュエリーの新作は、1981年以降2019年まで年2回コレクションを発表していましたが、2020年からのパンデミックにより休止。そして4年ぶりの2023年新作発表会が予定されていたのですが、3月パリから彼の訃報が届きます。
とても残念なことでしたが、彼が手掛けた素晴らしい作品は残されました。2024年11月28日(木) 29日(金) 30日(土)、大阪にあるギャラリー、伏見ビル3階サロンで、IKUO ichimori Fashion Jewelryクリスマス展が開催される予定です。
カール・ラガーフェルドに「もしIkuoのジュエリーづくりに注ぐような優しさを持ち合わせていたら、私はきっとファッション界のシェークスピアになれただろうに」と言わしめた一森育郎さんの作品。クリスマスの贈り物候補として、ギャラリーに足を運んでみたいです。
画像出典 : ikuoichimori.com
SDGs重視で制作されるブランチ・ジュエリー(Branch Jewellery) 。イギリス王室の女性たちからハリウッド女優まで、カジュアルスタイルで愛用されるイギリス発のアクセサリーブランドです。特徴は、滑らかなウッドを主役に、貴金属、天然石を組み合わせているところ。デザイナーのウェンディ・ピカード・ヤングは、旅先で出会ったアフリカの原住民の木工アクセサリーをきっかけに、木という素材に惹かれ、その後インドネシアの職人の協力者を見つけアクセサリーの制作を始めます。売り上げの一部を環境保全の活動に寄付しています。ブランチ・ジュエリーは、色変色も少なく、作りはハイレベルで、末長く愛用できます。
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SDGs重視で制作されるブランチ・ジュエリー(Branch Jewellery) 。ランチ・ジュエリーは、色変色も少なく、作りはハイレベルで、末長く愛用できます。このローズウッドとシルバーのピアスは、縦長の楕円形のデザインでモード感ある雰囲気。カジュアルにもドレスアップにも幅広く身につけられます。売り上げの一部を環境保全の活動に寄付しています。
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