NO.348 アメリカにおける婚約指輪と結婚指輪の最新事情
2024年10月27日付ウォールストリートジャーナルの”Why Married Women Leave Their Wedding Rings at Home. It’s Not What You Think.”(既婚女性が結婚指輪をはめてこない理由、それはあなたが思っているのとはちょっと違う)という記事が目に飛び込んで来ました。現代の20~40代カップルのインタビューを中心とした内容で、一般のアメリカ人の婚約指輪や結婚指輪に対する考えが垣間見えました。
記事の一部を抜粋してご紹介しましょう。
ひとつ前の世代なら、婚約指輪を身につけずに外出することはめったにありませんでした。婚約指輪や結婚指輪は伝統的にその着用者がある家族のメンバーであることを示し、ステータスとして贈りあったのです。また、家族の収入が増えるにつれ、ダイヤモンドのサイズがグレードアップしていきました。
一方、現代の若い女性の多くは婚約指輪に対してもっとカジュアルな考えを持っています。たとえば、女性が指輪をつけるかどうかは、その日の予定によって決まることが多いようです。
つけない理由は、パンデミック、長引く在宅勤務、また安全上の問題もあります。スウェットパンツで在宅勤務をしているのに、なぜダイヤモンドの指輪をつける必要があるの? 公共交通機関で通勤するのでリスクがある。ではどんな時に指輪をはめるのかというと、デートの夜や社交の場、家族、親戚が集まる時。なぜなら指輪をはめていないと、結婚生活がうまく行っていないのかと心配されるのを回避するためです。
ニューヨーク州ブルックリン在住で6月に結婚したジャスミン・フェレルさん(30歳)は、「指輪は私たちの誓いの証ではなく、素晴らしい思い出が詰まったものだと思っています」と語ります。ウィスコンシン州の親戚を訪ねる時は、「故郷の人たちに、私たち夫婦が不幸だと思われたくないから、必ず身につけていきます。他人の行動をあまり気にしないニューヨークでは、思い出した時にはめるくらい」。彼女の夫で調理師のクリストファー・バエズさんは結婚指輪に傷がつくのを恐れ、仕事場ではつけず、主に2人で出かける時につけています。
アメリカのウェディング誌『The Knot(ザ ノット)』の副編集長エスター・リー氏は、「女性が婚約指輪をつけるのは依然として一般的ですが、20代や30代の女性は無意識に毎日つけるのではなく、いつつけるかを思慮深く決めているのです」と述べています。
同誌が2023年春にインスタグラムでアンケート調査を実施したところ、回答者5,087人のうち21%が婚約指輪を日常的につけていないことが判明しました。その理由は、ダイヤモンドの指輪をつけるのに適さない活動的なライフスタイルを送っていること、指輪を傷つけたくないこと、所有するジュエリーの中で最も高価なものであるため特別な機会にのみ着用していることなどが挙げられています。
職場での結婚指輪
指輪をつけていることが仕事で役立つこともあります。たとえば、婚約した時、指輪よりも実用的なロードバイクを選んだオケナテス・マホニーさんは、会社の人事部長だった時代、インターン生のように若く見えたため重要なプレゼンテーションを行う時や出張の時は、安価な結婚指輪をつけていました。そうすることで、同僚たちからいつも以上にきちんと対応されたことを実感していました。
仕事中は指輪をつけないとジェイミー・グルッツマッハーさん(42歳)は、人事担当役員として従業員の給与交渉に頻繁に関わり、あらゆる年齢層の同僚と頻繁に交流していることから、「中立的で親しみやすい態度で臨みたい」という考えで職場では指輪を外しています。
ハリウッドスターたちのギラギラした派手なイメージが強いアメリカ。でも一般の人たちの婚約指輪や結婚指輪に関する考え方は、日本人の女性とあまり変わらないよう。むしろ指輪をはめたり外したりするという行為をより意識的に行っているのでないかと感じました。結婚指輪に関していえば、あまり外すことがない日本人以上にナーバスなのかもしれません。
ハートシェイプのパパラチヤサファイアを中心に、両脇にダイヤモンドとピンクサファイアをセットしたフェミニンなデザイン。パパラチヤサファイアは0.4カラットもあり、鮮明なピンク色を楽しめます。
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ピンクダイヤモンドが中心に輝くリング。スクロールデザインのホワイトゴールドはダイヤモンドがところどころにセットされています。
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