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ブランドジュエリーオリジナルの特集記事です。

着想は『宝島』、ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリー

Text=Akemi MACHIDA

ストーリー性あるジュエリーで独自性を発揮しているヴァン クリーフ&アーペルが、芸術性あふれる職人の手仕事、サヴォアフェールを結集。小説『宝島』をテーマに、地図や帆船、ヤシの木などをモチーフにした数々は、わくわくするような空想の世界に誘ってくれます。


ハイジュエリーは、毎日身につける一般的なジュエリーとは違い、想像性と技術力を駆使して作られる、まさに芸術作品。ずっと見ていたいと思わせるのは作り手の作品に込めた想いやストーリーが、私たちの心を捉えるからでしょう。

ヴァン クリーフ&アーペルの新作ハイジュエリーコレクションは、小説『宝島』から着想を得て作られました。『宝島』は1883年に出版されたスコットランドの作家、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの冒険小説。

花や蝶などの自然界だけでなく、文学に共鳴して夢の世界を紡ぎ出すヴァン クリーフ&アーペル。これまでもシェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』や、グリム童話からインスピレーションを得たハイジュエリーを発表していますが、「宝島」ハイジュエリーコレクションでは、冒険小説のように3部構成で物語の世界に引き込みます。

宝島の地図を手に入れた少年が、仲間と一緒に孤島に向け財宝を探しに行く物語は大人が読んでもワクワクさせられますが、ヴァン クリーフ&アーペルのデザイナー、セッティング職人、研磨職人など、高度な技術を持つ専門家も皆、この小説の世界観に夢中になり、ファンタスティックな航海をジュエリーに思い描きました。

第1章では、船乗りの縄結びや航海術にまつわるさまざまな計器からインスピレーション。第2章は、メゾンが大切にしてきたテーマである自然へのオマージュで虹色の貝殻、繊細な花々が描かれています。最後の第3章では、先コロンブス期の輝きからアジアの驚異まで、正真正銘、世界を駆け巡る宝探しの物語が展開します。

秘密の地図にはゴールドのタッセルが巻かれて

無機質な貴金属に魔法をかけたかのような技法で作られたのは、地図のクリップ。最大限に磨き上げられたゴールドの地図はくるっと丸められ、しなやかに紐で括られています。ローズゴールドとイエローゴールドの煌めくタッセルは、人の動きに合わせて優雅に揺れます。

モデルが着用したブローチ。カルト オゥ トレゾール クリップ(イエローゴールド、ローズゴールド、ルビー、ダイヤモンド)

宝石の美しさを引き出すミステリーセット

交換可能なモチーフが付いたパルミエ ミステリユークリップにも、大胆な想像力と高度な専門技術が隅々に活かされています。ダイヤモンドが輝くボート、太陽、貴石であふれる宝箱の3つのモチーフは、自由に取り換えが可能で、大きな葉が茂るヤシの木のクリップに付けて楽しめます。

注目はヤシの葉のエメラルド。1933年に特許を取得したヴァン クリーフ&アーペルを代表する宝石を留めている爪が全く見えないミステリーセットが施されています。

秘密が隠されたゴールドのレールには、細心の注意を払ってカットされたエメラルドを職人が一つずつ手作業ではめ込んでいますが、これは時間のかかる作業。ミステリーセットを完成させるには極めて高度な専門技術が必要で、その技術を習得している職人はごくわずかだといいます。

宝石の輝きを爪で遮ることなく、最大限に引き出せるのが特徴のミステリーセット。一切のすき間なく並んだエメラルドは、ベルベットを思わせるなめらかなグリーンの表面を生んでいます。


パルミエ ミステリユー クリップ 交換可能なモチーフ付き(ローズゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールド、 トラディショナル ミステリーセット エメラルド、エメラルド、ルビー、サファイア、ダイヤモンド)


お問い合わせ:ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク
TEL 0120-10-1906
https://www.vancleefarpels.com/jp/ja/home.html

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