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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.360 ロサンゼルスの山火事で被災した宝石業者を支援できるオンラインサイト

ロサンゼルスの山火事の支援に、宝石業界の協会やデザイナーが立ち上がりました。

2025年1月7日アメリカ、ロサンゼルス西部や北部近郊で発生した山火事。強風の影響で、1月11日午前の時点では鎮火がまだ全体の15%にとどまっているとか。一旦収まった風が再び強まるという予報もでており、消防当局はさらなる延焼を懸念しています。

そんな中、アメリカ宝石業界では支援が始まりました。ジュエリー業界の協会であるジュエラーズ・オブ・アメリカとダイヤモンド・カウンシル・オブ・アメリカによるジュエラーズ救済基金です。もともと2017年大型ハリケーンの被害を受けたヒューストンの宝石商を支援するために立ち上げた基金、今回は山火事の影響を受けた宝石業界関係者を支援する目的で再開することを発表しました。

寄付の方法は簡単。Jewelers.orgにアクセスして、金額を入力し、クレジットカードを登録するだけ。集められた基金の100% が、火災の被害を受けた宝石店に直接分配する仕組みになっています。基金からの資金援助を希望するジュエリー業者は、Jewelers.orgにアクセスして簡単なフォームに記入することで、支援を受けられます。詳しくは寄付サイトへ。

https://members.jewelers.org/

アメリカのジュエリーデザイナー、ローレン・ハーウェル・ゴッドフリーさんは、地域の消防士を支援するための資金を集めるために、インスタグラムを通じて自身の商品をオークションにかけました。出品したのは、小売価格1万1500ドルの限定版パヴェダイヤモンドハートペンダント。この作品は2020年のコロナのパンデミック以来発表している「チャリティ・ハート」シリーズの1つで、収益はさまざまな慈善団体に寄付されています。

ペンダントは、K18イエローゴールドの台座に1.59カラットのダイヤモンドがセットされ、デザイナーのアイコンである三角形のモチーフがハートの上に繰り返し描かれたデザインです。壊れたハートが元通りになったように見える作り、そしてハートの上の留め具の=は、計算式のイコールを意味しているようです。入札は7500ドルから始まり、1万1000ドルで落札されました。

ゴッドフリーさんその後の投稿によると、限定版のハートは2025年1月16日まで1万1000ドルで注文できるとのこと。収益はすべてロサンゼルス消防局の山火事緊急基金に寄付されます。

他にも、ロサンゼルスのシドニー・エヴァンさんやニューヨークのステファニー・ゴットリーブさんなどのジュエリーデザイナーが、ロサンゼルスの火事の基金のために商品を発表し、その収益を100%寄付するそうです。被災しているデザイナーのためのクラウドファンディングも実施されています。

画像出展 : jewelers.org


ハートシェイプのパパラチヤサファイアを中心に、両脇にダイヤモンドとピンクサファイアをセットしたフェミニンなデザイン。パパラチヤサファイアは0.4カラットもあり、鮮明なピンク色を楽しめます。
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バロックパールが蜂が止まっている様子を描いた大人可愛いネックレス。上品だけどポップな雰囲気もあるデザイン。蜂は幸運をもたらし、強運になる、災害を防ぐなど意味し、日本でも海外でも人気のモチーフです。スペイン製
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