NO.362 中国の歴史をテーマにしたジュエリーがハリウッドセレブの間で人気
中国の伝統的な書道の墨がこぼれた様子を表現したMozi。
2025年1月5日、第82回ゴールデングローブ賞授賞式で、豪華なジュエリーを披露したスターたち。ティファニー、カルティエ、ブルガリといった日本でもおなじみのブランドが登場する中でひときわ目立ったのは、ドラマ『ブルータリスト」の主演を務め、ゴールデングローブ賞を初受賞したエイドリアン・ブロディが着用していた巨大なブローチです。
ブロディの左胸いっぱいに広がるそのブローチは、ブローチというよりもウェラブルアートという表現がぴったり。Moziという名のこの作品を手掛けたのは、中国をルーツに持つファインジュエリーアーティストのエルサ・ジン。建築家の家に育った彼女は、絵画を学んだ後ジュエリーデザイナーの道に進みます。10年程、自分や友人のためにジュエリーを作っていたところ、ある日、友人の1人が彼女のデザインをファッション誌の編集者に紹介。雑誌で取り上げられ、作品が注目され始めます。
2019年イタリア、フィレンツェ・ビエンナーレに出品した敦煌へのオマージュを描いた作品「Colors of Heaven」がジュエリーデザイン部門で金賞を受賞。コロナ下に制作された「LIFE」シリーズは、2021年と2022年アメリカのクチュール・ラスベガスの部門別で上位の受賞を果たしました。
Moziは中国の伝統的な書道の墨がこぼれた様子を表現。名称は中国の戦国時代、紀元前5世紀後半から4世紀前半に活躍した思想家、墨子(ぼくし)に因んでつけられました。
タヒチ産の大粒ブラックパールをメインに、約35カラットのグリーンマラカイト、5,169個のブラックダイヤモンド、165個グレーダイヤモンド、44個エメラルドがチタンにセッティングされています。ブラックパールは書道の墨と、墨子の教えにある内省を暗示しています。
ブロディがエルサ・ジンの作品を着用するのは、実はこれが初めてではありません。2023年のカンヌ映画祭では、「La Danse de Nuit」というタイトルのブローチを身に着けました。唐の時代に最も人気があった舞踊の1つであるソグド舞踊からインスピレーションを得たこのブローチは、チタンにイエローとブラックのダイヤモンドをあしらったもの。長いローブをまとった男性がしなやかに動くさまが、ブローチのフォルムに表現されています。この作品はエルサ・ジンが、メンズジュエリーとして制作した2つ目の作品です。
中国伝統や文化をモダンなジュエリースタイルに昇華したエルサ・ジンのジュエリー。ハリウッドのセレブたちから、絶大な支持を受けています。
画像出展 : https://nationaljeweler.com/
ハートシェイプのパパラチヤサファイアを中心に、両脇にダイヤモンドとピンクサファイアをセットしたフェミニンなデザイン。パパラチヤサファイアは0.4カラットもあり、鮮明なピンク色を楽しめます。
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バロックパールが蜂が止まっている様子を描いた大人可愛いネックレス。上品だけどポップな雰囲気もあるデザイン。蜂は幸運をもたらし、強運になる、災害を防ぐなど意味し、日本でも海外でも人気のモチーフです。スペイン製
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