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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.372 中国清朝宮廷ドラマに見るジュエリー— 両耳にそれぞれ3つのピアス!

NetflixやAmazon プライム・ビデオによる動画配信やBSで、さまざまな海外ドラマが放送されていますが、最近気になっているのが中国宮廷ドラマ。中でもジュエリー好きにおすすめなのは、清王朝時代の歴史ドラマです。

新王朝時代のドラマはたくさん製作されていますが、筆者のお気に入りは、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」(チャンネル銀河)。

低い身分から皇后にまで上り詰めた人物 、孝儀純皇后をモデルに、自分がまったくぶれない、いじめられてもきっちり「倍返し」で片を付ける主人公 瓔珞のすごさに、ただただ圧倒されています。また宮廷に住む女官や他の側室たちも抜け目がなくて、宮廷で生活していくのは至難の業だということを思い知らされます。

ストーリーの面白さだけではなく、清朝の宮廷女性たちが着けていたジュエリーのゴージャスさも必見。中でも、両耳たぶに3つもついた耳飾り、ピアスが印象的です。

階級や出身地を表す耳飾り

現代では日本国内でも3つ、4つと耳にピアスを着けているのは珍しいことではありませんが、満州族の女性は生まれたらすぐに両耳たぶに3つずつピアスの穴をあけることが慣例となっていました。しかも清王朝時代は、それが法律で定められ、満州族と漢族と区別することにもなっていました。

満州族は、かつては男女を問わず耳飾りをつけていました。後金(後の清)の建国者で清の初代皇帝 ヌルハチ、そしてその弟のシュルハチもよく銀の耳飾りをつけていたそう。ただ清王朝が首都 北京に入ると男性が耳飾りをつける習慣が少なくなり、逆に女性の耳飾りは凝った派手なものへと変わっていきます。しかも、民族の伝統から身分を尊ぶ象徴的な一耳三钳(いちじさんかん)と呼ばれる三連のピアスを身に着けることが慣例となっていったのです。

耳飾りには、東珠と呼ばれる中国東北地方の川にいる貝から採れる希少な珠玉をはめ込んだものがあります。東珠の産出地が満州族発祥の地であるという理由もあり、清王朝は東珠を数々の宝の中で最も尊いものとして皇居のみに供出するように規制し、何度も法令を発布して東珠を隠したり販売したりした人を厳しく取り締まってきました。

身分の高い者には東珠も質の高いものが提供され、皇后が一番等級の高い東珠を、皇貴妃は二級東珠を、その下の妃は三級東珠というように、身分によって着用する東珠の等級が決められていました。

貴重で華やかな耳飾りは、盛大な祝典や祝日の際に着用、荘厳で贅沢なつくりは周囲に対して王家の威厳を示すためのものでもありました。

清朝の女性の普段の耳飾りには金が使われることが多く、宮中で葬儀が行われる時だけは銀の耳飾りを身に着けました。乾隆帝の富察皇后が亡くなった時、乾隆帝はすべての人に葬儀中に耳飾りをつけてはいけないという命を出し、富察皇后に対する尊敬の念を示したといわれています。

手の指にはめるアクセサリー、指甲套(しこうとう)も清王朝時代、宮廷で流行。宮廷ドラマにもたくさん登場してきます。当ブログNo.197でもご紹介しています。中国の宮廷ドラマ、満州族のジュエリーから中国の歴史を探るのも楽しいかもしれません。

画像出典:https://www.ch-ginga.jp/detail/eiraku/episodelist.html


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