
NO.373 アールデコ100周年、バゲットカットがリバイバル
1925年より湧き上がったアールデコ様式。今年はちょうど100年目となり、人気が再燃しているのが幾何学的な形状のバゲットカットの宝石を用いたジュエリーです。
バゲットカットは、細長く薄い長方形がフランスパンに似ていることから名付けられ、このカットの原型は、1477年にマリー・ド・ブルゴーニュの婚約指輪にセットされたことで知られる「hogback(ホグバック-馬の背中)」と呼ばれるダイヤモンドです。それから数百年の時を経て、20世紀初頭のアールデコ様式が流行した時期にバゲットカットの宝石を用いたジュエリーが登場しました。かちっとしたシャープで幾何学的な宝石は、当時の建築や装飾のモチーフの特徴に一致しました。
1950年代に入るとバゲットカットは、センターの宝石の両サイドに、脇石としてシンプルにセットされることが増え、主役になることは少なくなりました。
しかし、最近ではヴィンテージやアンティークジュエリーへの関心の高まりもあり、人気が再燃しています。その立役者となったのが、アメリカ・ロサンゼルス在住のデザイナー、スザンヌ・カラン氏です。1980年代宝石商の父のもとで働いていた彼女は、ある日バゲットカットのダイヤモンドの小包を受け取りました。それらをテーブルの上に並べた時、ドミノ倒しのようにダイヤモンドが倒れる方向にセットすることで従来とは全く違うモダンなダイヤモンドジュエリーを思い付いたのです。1988年に彼女は自身の名を冠したブランドを立ち上げ、現在では「ダイヤモンドバゲットのジュエリー」といえば、彼女のブランドの代名詞となっています。
バゲットカットが注目されているもう一つの理由、それは2025年が1925年アールデコが始まったパリ万博の100周年にあたるから。ハイブランドからもバゲットカットを主役にしたジュエリーが発表されています。
「リフレクション ドゥ カルティエ リング」は、ラウンドカットとバゲットカットのダイヤモンドをバランスよく組み合わせたリング。エルメスでは、ローズゴールドにバゲットカットのブラックスピネルをセッティングした「ケリー バゲット」バングル。ティファニーでは、ローズゴールドにダイヤモンドやカラーサファイアをグラデーションに並べたバングル。日本では知られていないブランドですが、アメリカのルガノが発表した球体に合わせてバゲットダイヤモンドをセッティングしたイヤリングは目新しさを感じます。
2025年の婚約指輪のトレンドにも、ヴィンテージとモダンがバランスよく融合したバゲットカットダイヤモンドのリングが気になります。バゲットカットが主役の婚約指輪は、エタニティリングです。すっきりとしたモダンな外観が今の気分といえます。ただしフルエタニティはサイズ直しが効かないので、購入時はその点をよく考える必要があります。
アパレルに比べるとゆっくりとしたペースですが、ジュエリーも時代によってトレンドが変化していくことがわかります。
画像出典:https://luganodiamonds.com

ハートシェイプのパパラチヤサファイアを中心に、両脇にダイヤモンドとピンクサファイアをセットしたフェミニンなデザイン。パパラチヤサファイアは0.4カラットもあり、鮮明なピンク色を楽しめます。
オンラインショップはこちら。

バロックパールが蜂が止まっている様子を描いた大人可愛いネックレス。上品だけどポップな雰囲気もあるデザイン。蜂は幸運をもたらし、強運になる、災害を防ぐなど意味し、日本でも海外でも人気のモチーフです。スペイン製
オンラインショップはこちら。
メンバーの方には一足先にお得情報をお知らせします。会員登録はこちらから
https://brandjewelry.shop/usces-member/?usces_page=newmember