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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.388 インドのブライダルジュエリー事情

インドの結婚式は華やかなことで知られますが、ジュエリーは日本の数倍、お金をかけます。

日本でブライダルジュエリーといえば、ダイヤモンドのエンゲージリングにプラチナ、またはゴールドのマリッジリングを思い浮かべる人が多いでしょう。ところ変わって、インドではネックレスがその中心的な役割を果たしています。インドはヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シーク教、仏教、ジャイナ教など、多くの宗教が共存した多民族国家。そのため、それぞれの地域によって装うネックレスが違います。

中でもマンガルスートラと呼ばれる金と黒のビーズでできたヒ​​ンドゥー教の聖なるネックレスは、インド国内で広く愛用されています。マンガルスートラは、結婚式で新郎が結婚式に新婦にかけるもので、夫婦の絆と邪視よけの意味合いを持っています。インドの既婚女性はみんな着用しているそうで、日本でいうマリッジリングのような存在です。

ネックレスのトップのモチーフは地方によって異なり、北インドではサイズが控えめ、南インドに行くとかなり大ぶりでゴージャスになり、デザインも違います。

披露宴で身に着けられるバングルは「結婚の証」を示し、幸運、繁栄、そして悪霊からの守護をもたらすと信じられています。素材はガラス、金、象牙などいろいろありますが、幾重にも重ねられたバングルが触れ合って出る音色は結婚式で不可欠です。それは縁起の良いものとされ、2人の新しい生活にポジティブなエネルギーを引き寄せると考えられています。

アンクレットとトゥリングもまた重要な意味を持ちます。伝統的に銀のパーツで作られるアンクレットは、新婦が歩くたびにしゃらしゃらと美しい音色を放ちます。これは新婦をネガティブなエネルギーから守り、新しい家への導くと信じられています。トゥリングは両足の第2指に身に着け、これは既婚女性の印です。アーユルヴェーダによれば、生殖の健康と妊娠力を高めると考えられているそうです。

アンクレットはともかく、日常的にトゥリングは裸足にサンダルならいいですが、その上から靴下や靴を履いたら痛そうです。

マリッジリングも身に着けます。金属はゴールド。そしてK18よりもK22が好まれます。金は、純潔、繁栄、神の祝福の象徴とされ、豊かさと幸福を引き寄せると信じられています。日本ではマリッジリングは左手薬指につけるのが一般的ですが、インドでは男女ともに右手が多いようです。また日本ではシンプルなデザインが人気ですが、びっくりするほどインドのリングはかなりゴージャスで迫力のあるデザインです。

式のゲストたちのジュエリースタイルにも注目してみましょう。日本では着物、または洋装にパールのような清楚なスタイルが主流ですが、インドではダイヤモンドセット、大胆なゴールドのバングル、印象的なカクテルリングなど、大ぶりで華やかなものを身に着ける地域があります。その一方、祝賀ムードがありながらも派手になりすぎないものが好まれる地域もあって、同じインドの中でもかなり事情が違います。

ただすべてのコミュニティに共通する基本原則は、伝統を尊重して祝うことに変わりありません。華やかでエレガントなジュエリーを選びますが、花嫁と競合するほどの派手なジュエリーは決して選びません。そういうところは、日本と同じです。


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