第74回カンヌ国際映画祭、ショパール(Chopard)の「レッド カーペット コレクション」の一部を一足先に公開
Written by Machida Akemi
59カラットのタンザナイトのリングに注目。映画祭の開催数と同じ74作品のハイジュエリーは、イタリアの地中海に浮かぶ島や、映画『アバター』の緑生い茂る幻想的な自然をイメージ。
南仏のリゾート地、コート・ダジュールにあるカンヌで毎年開催されるカンヌ国際映画祭。映画ファンなら最高賞のパルム・ドールを受賞するのはどの映画か気になるところですが、レッド カーペットを歩くスターのゴージャスなドレス、煌びやかなジュエリーも毎回見逃せません。
ショパールは1998年よりカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーを務めていますが、レッド カーペットに登場する女優たちをさらに華やかに輝かせるのがショパールのハイジュエリー「レッド カーペット コレクション」です。
毎年、5月に開催されるカンヌ国際映画祭ですが、今年は延期され2021年7月6日~17日に開催されます。昨年は通常開催を断念し、最高賞のパルム・ドールも発表されなかったので、今年のカンヌ国際映画祭は、特に注目を集めそうです。
映画祭で披露されるハイジュエリー「レッド カーペット コレクション」の公開に先駆け、ショパール共同社長兼アーティスティック・デザイナーのキャロライン・ショイフレは、その一部を特別に公開してくれました。
目を惹くのは59カラットのタンザナイトの「ドルフィン」リング。波で揺れる透き通った海の周りを、ダイヤモンドで輝く小さなイルカたちが取り囲んでいます。彫刻的な花のようなセンターモチーフに、ガーネット、ツァボライト、トルマリンを華やかにあしらったブレスレットも披露されました。
パラダイスが今年のテーマ。キャロライン・ショイフレは映画祭の開催数と同じ数の作品を発表するという壮大なチャレンジに挑んでいますが、今年は74回目なので74作品。インスピレーションは幻想的な神話や、実在する緑豊かな自然界から得たといいます。
イメージはイタリアの地中海に浮かぶパンテッレリーア島や、映画『アバター』を思わせる幻想的な自然。争いがなく心休まる楽園の世界観を、多彩なプレシャスストーンを使って表現しています。
映画をこよなく愛するキャロライン・ショイフレは、映画監督が俳優やロケ地を決めるように、イメージにぴったりくる宝石を選び、その創造の世界を形にしています。彼女のいきいきとしたイマジネーションに息吹を与えるのは、スイスのジュネーブのアトリエで制作に励む職人たちです。卓越した技術を持つゴールド鋳造師やジュエリー彫刻師たちが、1つ1つ丁寧に手作業で仕上げています。
ショパールはサステナブルな問題にも率先して取り組んでいるメゾンです。責任ある宝飾のための協議会(RJC)のメンバーでもあり、今回の「レッド カーペット コレクション」にも生産や流通の過程が明確な、フェアマインド認証を受けたエシカルなゴールドが使用されています。
第74回カンヌ国際映画祭、コンペティション部門には、ウェス・アンダーソン、ショーン・ペン、フランソワ・オゾン監督らの作品に加え、日本からは村上春樹の短編小説が原作、西島秀俊主演、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が選出されています。審査委員長を務めるのはスパイク・リー。ジョディ・フォスターに名誉パルム・ドール賞が授与されることが決まっています。
取材協力:ショパール