No.55 オリンピックに思う、「医療」的な役割としてのジュエリー
BJI ブログ No.55
日本選手の活躍に沸く東京オリンピック!
会期前半の話題の一つとして取り上げられたのが、卓球の混合ダブルスで金メダル、シングル女子で銅メダルを獲得した伊藤美誠選手。
試合中、彼女の胸元で揺れていたネックレスにも注目が集まりました。
スクエアデザインのシャンパンゴールドにポイントとして可愛らしいピンクラメのポイントが入っていますが、「コラントッテ」という医療機器メーカーの肩や首のコリを改善させる磁器ネックレスなんです。
磁気ネックレスは、内部に埋め込まれた磁石が磁気を発生、その磁力によって人体の細胞が活性化され筋肉自体がほぐれ血行も改善される、そして徐々に自身の体を疲れにくい肉体へと変化させ、それが選手のパフォーマンスにも良い影響を及ぼすと考えられています。
同じメーカーのデザイン違いでフィギュアスケートの宇野昌磨選手も着用していて、最近の磁器ネックレスはおしゃれだな~という印象ですね。
ところでお守りや象徴として知られる宝石もまた昔から医療的な効能があると信じられ、現在でも研究が進められているものもあります。
どんなものがあるのか、代表的なものをピックアップしてみました。
◎クレオパトラが愛した宝石、エメラルド。解毒・下剤・消化を助ける薬として使用され、ローマ帝国のシーザーも治療用に大量に集めていたとか。
◎ロシアで有名な琥珀。傷薬や解熱剤をはじめ民間療法として紀元前より親しまれてきました。現在、琥珀の最大原産地であるロシアバルト海沿岸のカリーニングラード地方には、琥珀治療を主な目的とした「琥珀サナトリウム」があり、婦人科系疾患、ストレス疾患、皮膚疾患などへの効能があるということです。琥珀ネックレスは肩こりにも効くとか。
◎日本人にはおなじみの「真珠」。古くはクレオパトラがすり潰してお酒と一緒に飲んでいたり、日本では江戸時代においては粉末にしたものが心を静める、肌に潤いを与えると言われていました。現在でも生薬として、頭痛、目の病気、不眠症、口内炎などに用いられています。
最近ではトルマリンが「マイナスイオンを発生させていることから健康に良い」とトルマリン繊維の布が爆発的に売れたり、チタンやゲルマニウムは身に着けると血行が良くなると話題になりました。
「健康であること」はいつの時代も人々の重要な関心事のひとつ。自然界で育まれたジュエリーが、古代から現代までこの問題にも密接に関わってきたことを改めて実感しました。(C)
出典 https://www.colantotte.jp/special/all-star
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