新たなスタートを切る牡羊座を守ってくれるのは、ルビー、ガーネット、サンゴなどエネルギッシュな赤系統のジュエリー。

Written by MACHIDA Akemi

穏やかな陽気に誘われて、外へと出かけたくなる春がやってきました。おしゃれにも気合いが入る春。洋服のコーディネートにジュエリーは欠かせません。グリーンやイエローのトレンドの春色のファッションを、より華やかに彩ってくれるのはカラーストーンのジュエリーです。

最近よく耳にする星座石。自分の生まれ月で決まる誕生石は知っているけど、星座石についてはじつはあまりよく知らないという人が多いのではないでしょうか。

古代メソポタミアが発祥とされる星座と、宝石を結び付けたのが星座石です。身につければ幸運を引き寄せると言われていて、海外では誕生石よりも星座石のほうが一般的に知られているようです。

3月21日～4月19日生まれの牡羊座の人は、パワフルな努力家。好奇心旺盛で、自分で未来を切り開いていくタイプです。他の人が諦めてしまうことでも強いメンタルを持ち前へと突き進みます。誰に対しても気さくで気遣いもできるので、周りからの信頼も厚いでしょう。

成功へと導く情熱的なルビー

そんな行動力のある牡羊座の星座石には、ルビー、ガーネット、カーネリアン、ロードクロサイト、サンゴなどがあります。情熱的な牡羊座にふさわしい、元気が出るような赤系統のジュエリーが多く選ばれています。特にルビーは牡羊座のメインの守護石で、身につけると自信がつき、成功へと導いてくれると言われています。昔から体の右側につけると運気が上昇するという言い伝えがあるので、右手にルビーのリングをつけてみるのもいいかもしれません。

ルビーは宝石の女王と呼ばれ、いつの時代も女性たちの憧れの宝石です。年々採掘量が減り続けているという希少性の高いルビー。世界のルビーのほとんどがミャンマーで産出されていますが、2021年にミャンマーで軍事クーデターが起き、現在も情勢が不安定なため供給量が限られています。

ルビーの中でも濃い赤だけど暗すぎず、透明度が高いミャンマー・モゴック産のピジョンブラッドは、世界で一番美しいと言われている特別なルビー。内包物が少なく輝きが強い大粒のリングは、オークションで毎回高い価格で落札されています。

活発で仕事も早い牡羊座ですが、集中力を高めたい時はガーネットの力を借りましょう。ガーネットは繁栄や実りの象徴とされる宝石。中世ヨーロッパの騎士のお守りとしてすでに身につけられていたガーネットは、今も変わらず不運から身を守り、努力を実らせてくれると言われています。

ロードクロサイトやサンゴでハッピーオーラ全開

ナポレオンも持っていたというオレンジ色のカーネリアンや、チェリーピンク色のロードクロサイトも牡羊座に幸運をもたらしてくれます。ギリシャ語で、「バラ色の石」という意味のロードクロサイトは、情熱的な愛を引き寄せハッピーオーラが増すと言われています。

どんな状況でもポジティブに振舞える牡羊座ですが、それでも元気が出ないと感じたら、サンゴがおすすめ。昔から宝物として大切にされてきた海の産物、サンゴから海のエネルギーをもらいましょう。真っ赤で可愛らしいサンゴは、生命力を高め潜在能力を引き出してくれるとも言われています。

最高級のサンゴと言えば、高知県産。19世紀に土佐湾で美しいサンゴが見つかり、明治時代には宝石サンゴの本場、イタリアからバイヤーが高知県に買い付けに来るようになったといいます。色は白やピンクなどもありますが、サンゴの中でも最上級の色は真っ赤な血赤サンゴ。サンゴ＝産後ということから、出産や子供の成長を願うお守りとしても知られています。

ルビーやサンゴの鮮やかな赤が、春色ファッションの主役に

ルビーやガーネット、サンゴなどの赤系統のジュエリーは、さまざな経験を積み成熟した大人の女性の魅力を一段と引き立ててくれます。この春の淡いマカロンのようなグリーンやレモンイエローのきれい色のスカートやニットに、ルビーやサンゴの鮮やかな赤が差し色にもなります。

新たなお守りとして身につけたい星座石ですが、たくさんあるので迷いそう。地域や時代によって選ばれる宝石は異なりますが、自分でこれだ！と思った星座石を身につけて運気を上げてみませんか？

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