NO.260 合成ダイヤモンドとセラミックが融合した、第4世代の新感覚ジュエリー
Text=Brand Jewelry
合成ダイヤモンドが徐々に市民権を獲得していく中、今までとは一味違う新しいジュエリーが登場しています。その名前はミンティ・ダイヤモンド。イスラエル出身のシディス・シムカイ氏が代表を務めるブランドで、エメラルドカットの合成ダイヤモンドにセラミックを合わせたリング、ブレスレット、ネックレスがラインナップ。
シンプルなデザインでありながら、セラミックによる「色合わせの妙」が話題です。ダイヤモンドディーラーの父と自身のジュエリーブランドを経営する母との間に生まれたシムカイ氏。両親は天然ダイヤモンドを取り扱っていますが、合成ダイヤモンドの使用に対して以前から非常に前向きでした。
「他の人と同じことはしたくなかった」と語るシムカイ氏。新進気鋭のジュエリーデザイナーとコンビを組み、合成ダイヤモンドに他の素材を組み合わせた新しいジュエリーの開発に乗り出しました。そのとき注目したのがセラミック。北欧で生産される高級時計に使用している「宝石級」のセラミックの材料となる二酸化ジルコニウムを調達し、異なる色を重ねたときにどのように見えるかを分析しました。 その後長年の研究を経て、誕生したのがミンティ・ダイヤモンドです。
定番のテニスブレスレットやエタニティリングには、ベゼル部分の上下2層に違った色のセラミックを、センターに合成ダイヤモンドをセッティングしています。
金枠には、リサイクルゴールドをチョイス。ダイヤモンド以外にエメラルドやサファイアを使用しているものもありますが、それも「合成」という徹底ぶり。
セラミックは、チョコレートブラウン、ネイビーブルー、深緑、パステルピンクの4種類。暗い色と明るい色を組み合わせて、それぞれの色がバランスよく反映されるように計算されています。
2022年に正式にスタートしたばかり。毎年少しずつコレクションを増やしていきたいそう。「天然ダイヤモンドではできないようなことが、合成ダイヤモンドでは可能です。今、リングのシャンク(腕の部分)全体をダイヤモンドで作るというアイデアを形にしたいと考えています」とシムカイ氏は語ります。
天然と合成を敵対させるのではなく、合成だからこそできることで新しい商品を生みだそうという発想がすてきですね。今後どんなジュエリーが登場してくるのか楽しみです。
———————————————————————————————————————
TOP画像出展:strongandprecious.com
———————————————————————————————————————–
オリジナルポーチ。春から初夏にかけて、花々が咲き誇る風景。そこに、ブルートパーズやガーネット、さらに緑色の宝石を羽に散りばめたバタフライ。どこかにジュエリーをアクセントにしているのがこのポーチのデザインの特徴。両面とも同じプリントです。内側は柔らかなポリエステル。コスメ、ハンカチ、アクセサリーなど身の回りのものがたっぷり入り、人に見せたくなるポーチです。日本製。
オンラインショップはこちら。
メンバーの方には一足先にお得情報をお知らせします。会員登録はこちらから
https://brandjewelry.shop/usces-member/?usces_page=newmember