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NO.330 史上2番目に大きいダイヤモンド、ボツワナで発見!

2,492カラット、1905年のダイヤモンド発見以来のビッグサイズ

アフリカ大陸南部の内陸にあるボツワナ。日本人にはあまりなじみがありませんが、実はダイヤモンドの産地のひとつ。なんと世界の生産量の約20%を占めています。産出量はロシアに次ぐ2位というポジションにあります。

2024年8月21日、2,492カラットの原石が発見されたというニュースが飛び込んできました。これは、1905年南アフリカで発見された3,106カラットのカリナンダイヤモンドに次ぐ2番目の大きさ。カリナンは、当ブログNo.207で取り上げました。

ボツワナ政府は、ボツワナとしては最大の大きさであると発表しました。この原石が採掘されたのは、ボツワナ北部に位置するカロウェ鉱山。カナダのダイヤモンド採掘会社、ルカラ社が100%所有しています。

ルカラ社の公式サイトの原石の画像は、手の平にずしりと重みを感じるような存在感、見る限り透明度も高いように見えます。

カロウェ鉱山は、過去に素晴らしいダイヤモンドが多く発見されていることでも知られています。たとえば、ショパールが「ガーデン・オブ・カラハリ」のダイヤモンドセットに使用した「カラハリの女王」(342カラット)、2017年グラフに売却された「レセディ・ラ・ロナ」(1,109カラット)、2019年ルイ・ヴィトンが購入した「スウェロ」(1,758カラット)などメジャーブランドのダイヤモンドの原石もこの鉱山から採掘されているのです。

今回のダイヤモンドを採掘できたのは、カロウェ自体のダイヤモンド鉱山の価値はもちろん、ルカラ社が2017年からカロウェの加工工場に導入した大粒ダイヤモンドのX線透過技術「XRT」も大いに関係しているようです。この技術により、鉱石の粉砕過程でダイヤモンドが割れないように、高価値のダイヤモンドを識別し、保存することが可能になったのだそう。

ルカラ社は今後も最先端技術を積極的に利用し、ダイヤモンド鉱山のカロウェの地位を上昇さていきたいということです。

合成ダイヤモンドとの差別化が問われる中、天然ダイヤモンドは単にダイヤモンドを発見することから、いかに大きいダイヤモンドを傷つけることなく回収するかが課題となっています。

今回採掘されたダイヤモンドの評価は、数週間かけてじっくり行われる予定。英国を拠点とする『フィナンシャル・タイムズ』紙によるとルカラ氏に近い人物が、この石の価値は4,000万ドル(3,060万ポンド)以上になるのではないかと見積もっていると報じています。

史上2番目の大きさのダイヤモンド、そのお値打ちも史上最高額に近い価格なるのでしょうか。

ボツワナのダイヤモンド鉱山についてはこちらもチェック。

画像出展 : nationaljeweler.com


養殖真珠が誕生する以前、世界の海を航海し、天然真珠をヨーロッパ大陸にもたらした海洋立国ポルトガル。首都リスボンに次ぐ第2の都市ポルトのパールジュエリーショップから買い付けた淡水真珠のピアスです。ぽってりしていて可愛いデザインです。
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