NO.345 イタリアンジュエリーはなぜクローズアップされるのか?
ほぼ全ての国でジュエリーを製造していますが、クローズアップされて紹介されるケースが多いのはイタリアンジュエリー。アメリカンジュエリー、ブリティッシュジュエリーというのもあまり聞きません。フレンチジュエリーは、有名な老舗メゾンはフレンチというよりもグローバルブランド。イタリア製のジュエリーがなぜ人気なのか紐解きます。
20〜30年前、日本で安定した人気を保っていたイタリアンジュエリー。日本の景気低迷やMade in Japanムーブメントによって存在が薄れ気味でしたが、ヴァレンツァのブランド、カルヴェリが伊勢丹新宿店にオープンし、日本の代理店が再びイタリア製を紹介しようという動きがあるようです。
イタリアの貴金属の歴史は、紀元前8〜1世紀頃にイタリア半島に栄えたエトルリア文明に遡り、ジュエリー産業は現代でも重要な位置を占めています。国内の随所にジュエリーの拠点がありますが、地域によって製品の特徴が違います。例えば、15世紀にフランス軍に支配されたヴァレンツァでは華やかでエレガントなジュエリーを得意とするアトリエが多く、南のトッレ・デル・グレーコでは地中海珊瑚のジュエリーやシェルカメオが豊富、ヴェネチアに近いヴィチェンツアには金銀のチェーンメーカーのファクトリーが拠点を置き、有名ブランドのスイスウォッチのブレスレットを請け負うなどして発展しています。ローマやフィレンツェでは建築に使われていたモザイクからモザイクジュエリーに発展するなど、イタリアには多様なジュエリーが製作されています。南と北で料理が違うのと同じようにジュエリーも違うので、イタリアを巡る旅行をする際には地域ごとの宝石店を覗いてみると面白いでしょう。
伝統技術を活かして、今っぽいデザインを実現
日本でも各地域に伝統技術があり、最近はオンラインショップで購入することもできますが、イタリアの場合、多様な技術を活かして、今のファッションに合う現代的なジュエリーを制作し、アメリカ、ヨーロッパ、中東などへの輸出に力を入れています。
イタリアのジュエリーで一番有名なのはブルガリ。次いでダミアーニ、ポメラートなどが名前をよく耳にすると思いますが、そのほかにも無数に存在します。金が高騰している今、得意の金の技術を駆使し、シルバーにメッキを施したゴールドカラーのアクセサリーを製造するメーカーも増え、手頃で品質の高いファッション性のあるアクセサリーを世に送り出しています。
ジュエリーは着こなしの「締め」。イタリアンジュエリーの魅力を再認識してみてはどうでしょう?
イタリアの有名アクセサリーブランド「ミシス」のバロック淡水パールイヤリング。シルバーにブラックロジウムを施した留め金部分と真っ白なパールとのコンビネーションが洗練されています。「ミシス」は世界遺産で知られるヴェネツィアに近いヴィチェンツァに本社を構えるアクセサリーメーカーです。水、大地、空気、火からイメージを膨らませ、イタリアらしい色彩、ユーモアのあるモチーフ、グラマラスなフォルムのアクセサリーを制作しています。ティーンからマダムまで、年代を超えて愛されています。作りが良いので、末長く愛用できます。ボックスもオシャレですので、ギフトにもおすすめ。
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イタリアの有名アクセサリーブランド「ミシス」の胡蝶蘭がアクセントのイヤリング。「ミシス」は世界遺産で知られるヴェネツィアに近いヴィチェンツァに本社を構えるアクセサリーメーカーです。水、大地、空気、火からイメージを膨らませ、イタリアらしい色彩、ユーモアのあるモチーフ、グラマラスなフォルムのアクセサリーを制作しています。グリーンキャッツアイにバタフライモチーフを配したフリーサイズのリング。ジュエリーの技術を生かした細工により、一般的なアクセサリーレベルとは違う存在感を放っています。ティーンからマダムまで、年代を超えて愛されています。作りが良いので、末長く愛用できます。
オンラインショップはこちら。
画像出典 : olelynggaard.com
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