No.25 痛みから解放されるイヤーカフが日本でブームに
BJI ブログ No.25
耳元を飾るアクセサリーといえば、イヤリング。日本では、イヤリングと耳に穴をあけるピアスと大別されていますが、欧米でイヤリングと言えば、ほぼピアス。
40~50年ほど前まで、日本はイヤリングが主流。耳に穴をあけるピアスは、抵抗感がある人が多く「親からもらった体に傷をつけるなんて!」という人もいたくらいでした。
しかしピアス人口の多い欧米ファッションの拡大から、徐々にピアス派が増え、デザインやバリエーションも豊富になっていきました。
そしてついにはイヤリング派が、「かわいいデザインと思ったら、全部ピアス」と嘆くようになるほどに。
しかし、最近になってイヤーカフが登場したことで、イヤリング市場に変化が起きています。イヤリングには、定番のねじバネ式、本体に金具のクリップがついていてパチっと挟むクリップ式がありますが、ずっとつけていると耳たぶが痛くなったり、ゆるめにつけると落としてなくしてしまうという欠点がありました。さらに欧米の商品にはピアスが多く、それを無理やりイヤリング型にするとちょっとイメージが変わってしまう場合も。
その点、耳の軟骨部分に引っ掛けるイヤーカフは、「つける位置をあまり選ばないため、いろんな表情を作れる」「ピアスみたいに見えるのに耳に穴をあけなくてよい」「鏡を見てピアス穴を確認しながら装着する手間がない」のに、顔周りにスタイリッシュな印象を与えてくれるということから、店頭やネットショッピング等での露出が多くなりました。
また最近聞くのが、「ノンホールピアス」と言われるもの。「ノンホール」というのですから、正確に言うとピアスではなくイヤリングですよね。金属製または樹脂製のクリップのような金具で耳たぶを挟んでつけるのですが、先述のクリップ式イヤリングとは違って、イヤリング金具はとても華奢で軽く、耳が痛くなりにくくなっています。しかもクリップが目立ちにくく、ピアスっぽく見えることから20代を中心に人気が高まっています。
ファッションがストレッチ素材やゆったりとしたスタイルに変わっている現代、日本ではイヤリングもストレスフリーへ。耳に穴を開けずに簡単に装着できるような傾向に変わってきているようです。
全世界的な傾向かなと思い、欧米のネットショッピングをいくつかチェックしてみたところ、イヤーカフも人気ですが、メインはやはり「ピアス」のよう。
日本とはちょっと事情が違うようです。(C)
ポルトガル生まれのPORTVISはイヤーカフを展開。「ブランドジュエリー オンラインショップ」で販売中。¥2,200
TOP画像:PORTVIS