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No.217ウクライナ、キーウからイエロー×ブルーの合成ダイヤモンドを発表

BJI ブログ No.217

合成ダイヤモンドの進化が進んでいます。

ウクライナの合成ダイヤモンド製造会社メイラー・グローバル(Meylor Global)が2つのファンシーカラーのダイヤモンドを作るのに成功しました。1つは原石、もう1つは研磨されたもので、ウクライナの国旗と同じ青と黄色のバイカラーで構成されています。

鑑定は国際宝石研究所 (IGI)によって行われました。原石のほうは10.96カラット、研磨されたほうは4.38カラット、透明度がVVSと非常に高く、ラディアントカットということです。

IGIでも「これほどの色味はいまだかつて見たことがない」と興奮気味。

メイラー・グローバルは、キーウに拠点を置くイギリスの企業で、世界的な合成ダイヤモンド製造・販売業者。倉庫にはラボで製造されたさまざまな品質、色、形、サイズの研磨したダイヤモンド15,000 個以上を保管しています。НРНТ (高圧高温) 法によって生成し、カラーダイヤモンドもブルー、イエロー、ピンクなどバリエーションが豊富。色も独自に開発された技術によって、天然ダイヤモンドとほとんど区別がつかないとか。中でもぜひ実物を見たいのは、黄色味がかったオレンジで、VS1、20.23カラットという世界最大の合成カラーダイヤモンド。

メイラー・グローバルのダイヤモンドは、あらゆる産業で持続可能性基準を判断する第三認証機関のパイオニア、SCS(本社はアメリカ)により、ウクライナ侵攻の始まる前にSCSのダイヤモンド基準である「SCS 007」に従って生産されていることを認められています。

ウクライナカラーのカラーダイヤモンドは、2023年6月2日~5日のラスベガスのJCKジュエリーショーでも展示され、話題を集めました。ロシアの侵攻の渦中において、世界のダイヤモンド市場向けて「サステナビリティ」を発信するウクライナの企業メイラー・グローバル、これからも見守っていきたいと思います。

当ブログNo.212では、合成ダイヤモンドのサイズの大きさの競い合いの話題を取り上げています。興味のある方は、こちらもご覧ください。

画像出展元:rapaport.com meylorglobal.com

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