NO.233 ダイヤモンドの結晶だけで制作された輪っかのリング。ラボグロウンダイヤで可能に
ダイヤモンドの原石をくり抜いて輪にしたリング。ひすいなどで作られるあの輪っかです。ダイヤモンドでは想像がつきにくいですが、ラボグロウンダイヤモンドなら可能です。
最近ニューヨークのGIA(米国宝石学会)の研究所に4.04カラットの単結晶の合成ダイヤモンドリングが持ち込まれました。厚さ3.03mmのリングで、内径は16.35~16.40 mm、外径は20.32~20.40 mmあります。初めてGIAは鑑定を行いました。
リングは、オランダ ダイヤモンド テクノロジー社と1745年創業のベルギーの宝飾店ヘールセルとの共同開発によって誕生しました。
化学蒸着 (CVD)という方法によって生成された8.54カラットのプレートから切り出されたこのリングは、ほぼ完璧な円形。結晶からリングの形を切り取ろうとすると、細かい亀裂やひずみができ、リングが粉々になってしまうリスクを伴います。そのため処理には約6か月以上かかることもあるとか。
今回のリングは、オランダで加工に約 1,131 時間 、研磨のためにベルギーで751時間が費やされたと報告されています。
GIAの鑑定によると、クラリティはVVS2(非常によい)、無色としてのクオリティも高いということ。リングの側面には「Laboratory-Grown」とレーザー刻印がされています。
天然ダイヤモンドとは一味違う、合成ダイヤモンドとしての可能性が広がっていきそうな今回のニュース。公開された画像を見てみると、ダイヤモンドの表面に細かなファセットが丹念に施されていて、キラキラと美しい輝きを放っています。
将来的には、彫刻デザインのバリエーションが増えたり、色もピンクやイエローなどなどが出てくるかも。今後も注目していきたいものです。
画像出展 : www.gia.edu
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ダイヤモンドの合計0.5ct、トップの直径が約1.3cm。胸元で存在感を放つダイヤモンドネックレスです。フラワーモチーフになるようにいくつものダイヤモンドをセッティングし、一部に設けられた空間により、デリケートな雰囲気が漂います。プラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドの3カラーからお選びいただけます。
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