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NO.290 4月の誕生石モルガナイト、透明感あふれるピンク色が魅力の宝石

Text=Brand Jewelry

4月の誕生石といえばダイヤモンドが有名ですね。2021年12月に行われた誕生石の改訂で、4月にモルガナイトが加わりました。

ティファニーの副社長が名付け親

モルガナイトは、1910年にマダガスカルで発見された比較的新しい天然石です。そのため認知度は高くありませんが、愛らしいピンク色が愛情や癒しのパワーストーンとして、じわじわと人気が高まっています。モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンと同じベリルのグループに属し、微量のマンガンが結晶に入ることによってピンク色へと変化したもの。発掘当初はピンクベリルと呼ばれていました。

モルガナイトという名前は、石の発見者である宝石学者であり、ティファニー社の副社長も務めたクンツ博士が命名しました。後援者であり、宝石コレクターでもあるモルガン財閥の創始者、J.P.モルガン氏に敬意を表して名付けられました。

モルガナイトのピンクは、パステルピンク、ラベンダー色、オレンジがかったピンク、ローズ、ピーチなどバリエーションが豊富です。中でも高品質されているのが、「はっきりとしたピンク色」「紫がかったピンク色」。

ところで、モルガナイトは人工処理が行われていることが一般的な宝石。主に放射線による照射処理を行い、ピンクの色合いを調節したものが多いようです。鑑別書にも「通常、照射処理が行われています」と記載されています。

宝石の人工処理ってどうなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、モルガナイトの場合、照射処理が施されることによってピンク色が退色せず鮮やかさを保つことができます。照射処理の有無によって宝石の価値が変わることはないので、ご安心を。

モース硬度は7.5~8と高いので、日常に気軽につけられるのも魅力。桜色のモルガナイトを身につけると、気分も一気に上がりそうです。ただし、長時間日光(紫外線)に当たると色が褪せてくる可能性があるので、その点は注意が必要です。直射日光が当たる場所に置きっぱなしにはしないようにしましょう。

トップ画像出典:


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