アメリカでは2024年9月6日から劇場とIMAXで、日本では2024年9月27日（金）に封切られる映画「ビートルジュース ビートルジュース」 。1988年公開され全米で大ヒット、日本上陸後も話題となったホラーコメディ「ビートルジュース」の続編です。

監督は前回同様ティム・バートン。ビートルジュース役のマイケル・キートンをはじめ、霊能者リディア・ディーツ役のウィノナ・ライダーが続投。さらに新キャストとして「ビートルジュース」の元妻ドロレス役でモニカ・ベルッチが加わり、さらにパワーアップした展開が楽しめそう。

ティム・バートンの世界を、イースターエッグのファベルジェが描く

今回の続編では、あのイースターエッグで知られるファベルジェが、映画をイメージしたジュエリーコレクションを発表しました。

ティム・バートンは「ファベルジェとのコラボレーションは、ビートルジュースの世界と伝説のジュエリーメゾンを融合させる非常にエキサイティングな機会」と語っています。

ファベルジェのコレクションをサポートしたのは、バートン監督作品「不思議の国のアリス」「スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」「スリーピー ホロウ」でデザインを担当、オスカー受賞歴もある衣装デザイナー、コリーン・アトウッド。アトウッドは、ファベルジェのデザイン責任者リーサ・タルグレンとクリエイティブディレクター、ヨシナ・フォン・デム・ブッシェ・ケッセルと「カプセルコレクション」を共同で制作しました。

22点で構成されている「カプセルコレクション」は、K18ホワイトゴールドのイヤリング、ペンダント、リング、ラペルピン、襟の側面とネクタイの結び目の後ろに挿入するカラーピンをラインナップ。

デザインを見ると、ペンダントやイヤリングはカプセルというよりも小さなイースターエッグ！ ただ、あの鮮やかでゴージャスなイースターエッグと比べるとシンプルで都会的、日常使いに楽しめるデザインとなっています。

エナメル、宝石を効果的に使って、映画のシーンを具現化

映画の色彩とモチーフからインスピレーションを受けたというタルグレンは、ファベルジェが得意とするエナメルで赤や緑、黒の色彩を表現。そこにダイヤモンド、ルビー、エメラルドをセッティングしています。

使用されているエメラルドやルビーは、責任を持って採掘されたジェムフィールズ社から調達されたもの。ルビーはモザンビークのモンテプエス・ルビー鉱山から、エメラルドはザンビアのカゲム鉱山から採掘されたもので、両鉱山の過半数をジェムフィールズ社が所有しています。

このコレクションのもう一つの特徴は、すべてうずまき状にデザインされていること。うずまきは、「ビートルジュース」に繰り返し登場するモチーフ。

1作目で死後の世界で主役を務めたバイオエクソシストのベテルギウスが着用していた白黒の縞模様のスーツや、赤い目と緑の唇をしたモノクロームのサンドワーム、そして死後の世界に使われた廊下の白黒の床を思い起こさせます。

エメラルドは死後の世界の緑の輝き、ルビーはリディア・ディーツの赤いウェディングドレスをイメージしたものだということです。

カラーピンやラペルピンには、不気味なペテルギウスの顔がデザインされていて、「ビートルジュース」らしい遊び心も感じさせます。

コレクションは2024年8月20日に発売が開始され、注文を受付中。ジュエリーと映画がクリエイティブな一つの世界となった「ビートルジュース・ビートルジュース」。映画で俳優たちが身に着けたものと同じものを制作してコレクション化するのではなく、映画作品そのものから受けたインスピレーションから、映画の続編のタイミングに合わせて作られたジュエリーは、今までにはないスタイルです。

No.211 日本文化の影響を受け、ヨーロッパで開花したアール・ヌーヴォー。パリで展示会が開催中

画像出展 : faberge.com

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