NO.334 メンズジュエリー。「きちんと感」を演出させてくれるカフス、カラーピン
男女の境界線が今一つぼんやりとしてきている昨今。ジュエリーアイテムもリング、イヤリング、ブレスレット、ネックレスなどユニセックスのものが多くなりました。「メンズジュエリー」というものが少なくなってきていますが、その魅力を探ってみました。
リボンから発展したカフス
30年ほど前は、紳士服スタイルに合う男のジュエリーが強い存在感を持っていた時代でした。例えば、カフスボタン(略称カフス:英語ではカフリンクス)。30~50代の男性たちのジャケットのYシャツの袖先から、さりげなくカフスボタンがのぞいていたのが粋でした。
今では結婚式で新郎が、タキシードに合わせるYシャツにつけるくらい。日常生活の中でつける人を見かけなくなったような気がします。Yシャツは一般的なものは袖口の先にカフスボタンを通す穴があいていないので、カフスボタン用のシャツを選んで購入する必要があります。そのためなのか、20代前半の男性から「カフスボタンって何ですか?」と聞かれてびっくり。その存在すら知らない人もいるのです。
カフスは、17世紀のフランスで袖を装飾するためのリボンやレースから始まり、その後、金や銀のボタンを金属製の鎖でつないだもので留めるようになったのが起源だといわれています。当時はハンドメイドで製作され上流階級だけのものでしたが、産業革命により大量生産が可能になったことから、一般にも普及していきました。
男性のカフスを身につける姿が少なくなった一方で、気になるのが女性の袖口。パンツスーツが多くなった働く女性たちの中に、おしゃれなカフスをつけている人もちらほら。一段上のスーツの着こなしを感じさせます。
「007」歴代の主役が愛用するカラーピン
またもうひとつ、最近あまり見られないのがカラーピン(またはカラーバー)。襟の側面とネクタイの結び目の後ろに挿入するアクセサリーのこと。Yシャツもピンホールシャツという両襟のネクタイに近い部分にカラーピンを通すための穴があいたものがありますが、それも今ではあまり見かけなくなりました。
昔は、ネクタイのボリュームを出すための芯を入れるノウハウが確立されておらず、シルク素材自体の厚さもなく、ネクタイをしていても貧弱に見えてしまっていました。その悩みを解消すべく開発されたのが、ネクタイ自体を裏から持ち上げて立体感が出るようにしたカラーピンです。
エレガントなスタイルが流行した1920年代、胸元に高さが出ることでしゃきっとしたスタイルを演出してくれるカラーピンは男性の間で大人気。1930~40年代、ハリウッドスターたちもこぞって愛用していました。
80年代、映画「007」シリーズ5代目のピアース・ブロスナンがアメリカのテレビドラマ「探偵レミントン・スティール」でたびたびカラーピンをつけた姿が話題となりました。6代目のジェームスボンドを演じたダニエル・クレイグも映画の1シーンで、シンプルなカラーピンをつけたスーツスタイルを披露しています。
現在では、欧米でもカラーピンをつける人は少なくなりましたが、クールなそのスタイルは映画で見られるように今も男性から支持されています。
養殖真珠が誕生する以前、世界の海を航海し、天然真珠をヨーロッパ大陸にもたらした海洋立国ポルトガル。首都リスボンに次ぐ第2の都市ポルトのパールジュエリーショップから買い付けた淡水真珠のピアスです。ぽってりしていて可愛いデザインです。
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0.5ctアップ ダイヤモンドペンダント(鑑定書付)
センターストーンは0.5ctアップ、周囲にダイヤをセットしました。0.5ctというサイズは1ctの半分ですが、身につけると想像以上に大きな印象です。さらに周囲をサテライトのようにダイヤモンドで取り巻いているので、ますます強い輝きを実感できます。価格以上のクオリティとゴージャス感があります。
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