収益金の一部をロサンゼルスのフードバンクへ寄付。アメリカのジュエリーブランドRetrouvaí
Written by Brand Jewelry
15.31カラットの非加熱、天然グリーンサファイアなどハイジュエリーが売れたらフードバンクに寄付する、ロサンゼルスの高額品に特化したブランドの話。
商品を購入することで、寄付へとつながっていくエシカルな動き。ジュエリーでも賛同する企業が増えていることは、当ブログNo.340で取り上げました。
慈善活動に積極的なジュエリー企業として、今回紹介するのはアメリカ・ロサンゼルスを拠点を置くRetrouvaí(リトゥルーヴァイ)。このブランドの創設者でデザインしているのは、カナダのトロント出身のカースティ・ストーン。祖母の1人はコスチュームメーカーで働き、もう1人は半貴石のコレクターという家族環境が、彼女のジュエリーデザインの出発点であり、原動力にもなっています。
アメリカのクチュールデザインアワードを3回受賞し、ジェムアワードにもノミネートされた実績を持つ彼女の作品は、卓越した職人技と3Dのコンピュータを使った彫刻の2つの技術をバランスよく取り入れています。
その時のトレンドを追いかけるのではなく、親から子へ、そして孫へと受け継がれていくことを念頭に、クラシカルな中にも個性も感じられるジュエリーが基本です。
素材のダイヤモンドは紛争とは関係ないものと、厳選されたカラーストーンを使っています。
この冬、同ブランドが慈善活動として提供したのが4つのジュエリー。対象となっている作品は1点ものということもあり、ゴージャスで、価格も630万円~1500万円という高額品。
中でも15.31カラットの非加熱の天然グリーンサファイアをセンターに、両サイドにハートシェイプのダイヤモンドがセッティングされたリング(約¥12,529,600)は、希少性とパワーを兼ね備えています。すでに売約済みというのもうなずけます。
それぞれの収益から4,000ドルが、ロサンゼルスのフードバンクに寄付されます。ロサンゼルスでは現在4人に1人が食糧不足といわれ、フードバンクは毎月90万人以上を支援しています。今回の寄付 1件につき、16,000食分の食事が提供されるとのことです。
画像出典:retrouvai.com
ダイヤモンドがセットされたアンティークのブローチ。製作は19世紀。ダイヤはもちろん天然で、あまり光らないオールドカットのローズカット。ゴールドはローズカラー。男性のジャケットにもすてきです。ショップはこちら。
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