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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

No.88 気持ちよく接客を受けるためのマナー

BJI ブログ No.88

そろそろボーナスシーズン、頑張った自分へのご褒美にちょっと背伸びして素敵なジュエリーがほしい! 宝石店で購入するジュエリー、前回のブログNo.86では、どんなお店を選んだらよいのかお話しました。今回はお店の人から見てどんなお客さんだったら接客したいと思うか、ご紹介していきたいと思います。

「え?お店が、お客さんを選ぶの? 好き嫌いがあるなんてプロとしてどうなの?」と反論されてしまうかもしれませんね。

もちろん表面的にはどんなお客さんに対してもきちんとした対応をするのがプロですが、アドバイザーも人の子。好きなお客さんと苦手なお客さんはいます。良い感じを持っているお客さんには、つい親切にしたくなったり、余計におまけをつけたりしたくなるもの。

お店の人と楽しくジュエリーを選ぶための客サイドのマナーについて、そのポイントを以下に挙げてみました。

1.入店時の服装
ジュエリーをつける場面を想定した装いで。
たとえばオフィスシーンでの使用であれば、その服装に近いスタイルで出かけることで、実際ジュエリーを試着した時「つけたいシーン」がイメージしやすくなります。
普段使いのジュエリーなら、普段通りの装いで大丈夫。ただ「普段使い」と言っても、ちょっとコンビニに行く時のようなスウェットにスニーカーやサンダルといったスタイルは避けるべき。
ジュエリーという商品は、「日常の食材」のように毎日買うものではありませんし、そうした服装の場面でつけるものでもありません。かしこまったスーツやドレスである必要はありませんが、ジュエリーをつけるシーンを考えればどんな服装が適しているかおのずから答えは出てくるのではないでしょうか。
また気になるのが清潔感。履き古して手入れをしていない靴や、シャツの首元がよれたり伸びていたりしていては、接客する側もあまりいい気持ちはしません。
特に高額品を扱うブランドの直営店は要注意。周りのお客さんとの雰囲気を壊すことから十分な対応を受けられないことがあります。またお店サイドがさりげなく来店者の服装をチェックするのは、その人の持つテイストや好みなどを服装から推察して、似合いそうな商品を提案するという目的もあります。
自分が他人からどう見られたいかを考え、それに応じて身なりを整えれば、相手はそれに応えてくれるはずです。

2.お店の人への態度
入店するときは、にこやかにあいさつを。
何かを聞く時も、お店の人を一人の人間とリスペクトしてきちんと対応したいもの。
「自分はお客で高いものを買うのだから、何を言ってもしても良い」といった態度では、誰でもいい気持ちはしないでしょう。また、知ったかぶりをしないこと。相手は宝石のプロだから、すぐにばれてしまいます。当然ですが、相手の様子や都合に気を遣うことなど、人と関わる時の基本的なマナーができていれば、それほどむずかしいことではないはず。

3.商品への対応
さて気に入った商品があったら、試着をします。その時、大事なのは商品を丁寧に扱うこと。
試着後のジュエリーを戻すときもきちんと元の場所に戻しましょう。
商品タグなどもきちんと表向きになるようにする、そんなちょっとした気遣いで、お店の人のあなたを見る目が変わります。

こうしてみていくと、ジュエリーに限らず洋服など他のアイテムのお店に入った時にも参考になりそうなことばかり。ぜひ実践して、楽しいお買い物をしてほしいものです。

参考:『ダイヤモンドジュエリー入門』山口遼著(東京美術) 
『Brand Jewelry特別編集 ダイヤモンドStyle Guide』

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