
NO.380 21世紀の幕開けを祝福した大粒ダイヤモンド「ミレニアム・スター」の強奪事件がドキュメンタリーとしてよみがえる
ゴールデンウィークに観たい映画の1つ!実際にロンドンで起こった、映画さながらのド派手なダイヤモンド強盗事件。Netflix で公開中。
昔から人々を魅了してやまないダイヤモンド。ダイヤモンドをめぐるさまざまな逸話や事件が、さらにその付加価値を高めます。「ミレニアム・スター」というダイヤモンドもそのひとつ。1990年ザイール(現コンゴ)で発見され、3年かけて203.04カラットの完璧なペアシェイプにカットされました。長さ5センチほどのこの宝石は、その美しさから、デビアス社に「1000年に出るか出ないかの宝石の1つ」と評されました。
このダイヤモンドは、2000年にロンドンのミレニアム・ドームに展示され、21世紀の幕開けを祝う中、会場に訪れた人たちはその美しさを間近で鑑賞する恩恵に浴することになりました。
それほど高額で美しいダイヤモンドが、盗賊団の目にも留まるのは当然の成り行きです。事件は2000年11月7日に起こります。
開場したばかりの来場者がまばらな早朝。いきなり大型ショベルカーが突進してきて、ドームの壁を破壊。その後、防弾チョッキに身を包んだ4人の男が厳重に警備されたダイヤモンド展示室に侵入し、ダイヤモンドを盗みます。盗んだ後は、スピードボートでテムズ川を下って逃走するという流れまで決まっていて、まるで犯罪映画のワンシーンのよう。しかし、現実は映画のようにはいきませんでした。
ロンドン警視庁の特殊犯捜査部門、フライング・スクワッドが強盗計画を事前に察知し、強盗を阻止したのです。翌年、ギャングのメンバー7人が有罪判決を受け、合計80年の懲役刑を言い渡されました。
この事件はかなり話題となり、2025年4月16日からNetflixのドキュメンタリードラマとして配信されています。タイトルは、「ダイヤモンド・ハイスト: 世紀の財宝を狙え!」。
イギリスの映画監督、ガイ・リッチーが製作総指揮を務めていることから、単なる事件の記録映像というのではなく、エンターテイメントとしても楽しめる内容になっている評価が高い作品です。
ギャングのリーダーの1人、リー・ウェナムが自らの証言を語るという形式で展開していくという、今までにない手法や強盗犯たちの視点。そして彼らを追い詰める警察の視点の両面から事件の全貌が明らかになっていくのも、興味深いところです。
物語は第1章強盗犯の視点、第2章警察の視点、強盗犯と警察双方がからむ第3章の3部構成。レビューの中には「最後の最後まで驚きが待っている」という声もあり、どんな話なのか興味津々。
休日、おうちでのんびり過ごす時間、ジュエリー好きで刺激を求める人にぴったりのドラマかもしれません。
ところで、「ミレニアム・スター」は、今はデビアス社で保管され、その場所は非公開となっています。
画像出展 : netflix.com

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