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ハリウッドの黄金時代に活躍した女優の1人、世界中で愛されてきたオードリー・ヘプバーン。ファッションアイコンとしても注目され、着用していたジュエリーは今でも話題にのぼります。特に印象の強いものは、映画「ティファニーで朝食を」でのブラックドレスにゴージャスなパールネックレス、そしてプロモーションのために着用したティファニーのダイヤモンドネックレスでしょうか。

今回取り上げるのは、彼女の名前を一躍有名にした映画「ローマの休日」のジュエリー。映画のラストシーンで彼女が着用したパールのチョーカーネックレスが、クリスティーズのオンラインオークション「ジュエルズ・オンライン：ザ・ジュネーブ・エディット」に出品されました。2023年11月3日～16日の期間で開催されているこのオークション、落札額が2万ドル〜2万9000ドル（300万～440万円）と推定されています。

このジュエリーを制作したのは、イタリアの宝石商 フュルスト（Fürst）。1850年代に初代モリック（Moric）がイタリアのトリノに工房を開き、後にサヴォワ宮廷の有力な宝石商となりました。その後、ローマ、ジェノヴァ、ミラノに店舗をオープン。ブランドの名は定着し、現在では裕福な顧客やハリウッドのセレブのためにカスタムデザインを手掛けています。

このネックレスは、K18ホワイトゴールド枠に、ネックレス部分は2連の養殖真珠、センターにはラウンドやオーバルのカボションサファイアとダイヤモンドがセッティングされています。

ヘプバーン自身が、自分のキャラクターに合わせてジュエリーを選んでいます。撮影終了後、彼女はそのネックレスを着用しているサイン入りの写真とともにジュエリーを返却。そのポートレイトもオークションに出品されています。

クリスティーズオンラインオークションでは、エメラルドとオニキスの「パンテール」ブローチなどアールデコ時代のカルティエのジュエリーやオブジェも多数登場しています。ヴァン クリーフ＆アーペル、ブシュロンなどのさまざまな希少品のほか、ゴールドのプライベートコレクションも含まれているそう！
かなり注目度が高い今回のオークション、果たしてオードリーのジュエリーは、どこの誰が射止めるのか気になるところです。

TOP画像出展 : christies.com

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