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ブランドジュエリーオリジナルの特集記事です。

ヴァン クリーフ&アーペル、ミステリーセッティングを駆使した最新のハイジュエリーコレクション

Written by Ikuko Watanabe

1933年、ヴァン クリーフ&アーペルが特許取得したミステリーセッティングの技法を、初めて全コレクションに採用!「レジェンド オブ ダイヤモンド ‐ 25 ミステリーセット ジュエルズ コレクション」。


ミステリーセッティングといえば、その名称の通り、どのように宝石を留めたのかわからない技法で、その技法で作られたジュエリーのこと。表側はルビー、サファイア、エメラルドがチェックボードのようにきちんと並び、そこに普通なら存在する「爪」というものがありません。ジュエリーをひっくり返して裏側を見ると、レール状の枠に宝石を1つずつ絶対にずれないようにはめ込んでいることがわかりますが、そのレールもほとんど見えません。同じルビーでもカラー、カットが微妙に違うと、均整の取れた美しい仕上がりにならないため、宝石の選び方も大変慎重に行われます。

ミステリーセッティングといえば、ちょっとジュエリーに詳しい人なら、ヴァン クリーフ&アーペルの名を思い出すでしょう。ヴァン クリーフ&アーペルがミステリーセッティングの特許を取ったのは1933年。特許の有効期限は20年のため、現在は誰でも見よう見まねでミステリーセッティングのジュエリーを制作することはできますが、技術的にはできたとしても、ヴァンクリほどのハイクオリティのものを完成させることはまず不可能と言えます。そのため、フランスのそのほかの世界の老舗ジュエリーメゾンでミステリーセッティングの商品を作っているところはないようす。あるのかもしれませんが、私は見たことがありません。

1990年代以降、ヴァン クリーフ&アーペルは、ミステリーセッティングを極め、ヘキサゴナル ミステリーセット、ナヴェット ミステリーセッ ト、ヴィトレイユ ミステリーセットなど、新しいテクニックを次々に生み出しているそうです。それぞれのジュエリーのインスピレーションごとに最適なセッティングが選ばれ、動きや奥行き、さらには透明感といった印象的な効果を作品に生み出します。今回発表された「レジェンド オブ ダイヤモンド ‐ 25 ミステリーセット ジュエルズ コレクション」は、3色 の宝石によって、歴史に育まれた伝統的なこのテクニックに新しい光を投じています。技術の卓越性を示すとともに、斬新な美しさを創出しています。

「25 ミステリーセット ジュエルズ」。ルビー・ダイヤモンド ネックレス&イヤリング。(Van Cleef & Arpels)
「25 ミステリーセット ジュエルズ」。ルビー・ダイヤモンド クリップ。(Van Cleef & Arpels)
「25 ミステリーセット ジュエルズ」。ルビー・ダイヤモンド ネックレス。(Van Cleef & Arpels)

取材協力: ヴァン クリーフ&アーペル






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