SDGs

CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)、ミラノ工科大学ファッションアクセサリー、ジュエリー デザイン&マネージメントプログラムの大学院生に講義を実施

Written by Brand Jewelry

アメリカ、ヨーロッパのジュエリー産業では、SDGsを無視して成立しない状況になっています。とりわけ10代、20代の若い世代は、SDGsに則していない企業の商品は購入しないという傾向もあります。アメリカではブライダルリングもリサイクルゴールド、モアサナイト、ラボグロウンダイヤモンドを選択するカップルが増えていると聞きます。しかし天然石は排除すべきという考えはなく、棲み分けができているようです。貴金、宝石自体はそもそも最もリサイクル率が高く、半永久的に使用できるものだからです。2024年2月28日、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)では、会長ガエタノ・カヴァリエーリ氏によりミラノ工科大学のファッションアクセサリー、ジュエリー デザイン&マネージメントプログラムの大学院生に講義を行いました。

宝飾業界におけるCSR、持続可能性、ESG原則

「現代に生きる私たちは、なぜ持続可能性、CSR(企業の社会的責任)、ESG(Environment, Social, Governance)、責任ある調達の原則を重視しようとしているのでしょうか。それは、正しい答えだからです」と会長は切り出しました。「それはまた、ビジネスとして理にかなっています」と付け加えました。

「消費者は自分たちが購入する商品が環境や社会に与える影響を意識するようになっています。それを肯定的にとらえることは、ラグジュアリーにおけるステータスの指標になります。宝飾品の消費者は、自分自身の価値観や何を優先すべきか考察し、それと一致するものを購入することを望んでいます」。

「持続可能性にコミットすることで、宝飾品業界は人々の意識の中で製品の価値が高まることを認識します。ジュエリーは芸術品であり、愛と献身のシンボルであるだけでなく、より良い持続可能な社会を作るための道具でもあります。消費者はジュエリーを買うとき、自分自身や愛する人のためだけでなく、世界や社会のために何かをしていると感じるはずです」。
*当記事は、CIBJOの記事を翻訳したものです。

画像出典元 : https://cibjo.org/

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