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10月の誕生石、トルマリン。超希少、ブラジル産のパライバトルマリンは枯渇したって本当?

Written by MACHIDA Akemi

恋愛運がアップするピンクトルマリン、神秘的なバイカラーなどバリエーション豊富なトルマリンは、ブラジル、モザンビークなどで産出。

トルマリンを使用したジュエリーを最近よく目にします。トルマリンが赤、オレンジ、ピンク、青、緑など豊富なカラーを持ち、しかも美しい宝石であるということが、ここ数年で多くの人に知れ渡ったような気がします。
 
10月の誕生石でもあるトルマリンですが、その中で特に日本人女性に人気なのはピンクトルマリンでしょうか。淡いピンクから濃いピンク、赤に近いピンクなどさまざまあり、身につけると恋愛運がアップすると言われています。
 
バイカラートルマリンも人気。ピンクと淡いグリーンなど1つの宝石に2色入っているバイカラーは、色の混ざり具合がとってもきれい。バイカラートルマリンは色の組み合わせを美しく引き出すため、長方形などのステップカットに研磨されることが多くなります。


バリエーションが豊富なトルマリン。産地として有名なのはブラジルですが、モザンビーク、マダガスカル、ナイジェリア、スリランカなどでも採れます。
 
数あるトルマリンの中でもダントツで高価で希少なのは、ネオンブルーの輝きが美しいパライバトルマリンです。1980年代後半、ブラジルの北東部パライバ州にあるバターリャ鉱山で最初に発見されましたが、数年で採りつくされたと言われています。現在、バターリャの近くの数か所の鉱山で採掘が行われていますが、産出は少なく、採れてもほとんどが小粒で、何日も採れない日が続くことがあるようです。
 
ブラジルでしか産出されなかったパライバトルマリンですが、2000年代に入るとナイジェリアやモザンビークでも発見されるようになります。宝石のプロならパライバトルマリンを見ただけで産地を言い当ててしまうそうですが、ブラジル産とモザンビーク産の違いは何でしょう。
 
最高品質なのはブラジル産。銅の含有量が多いことから、色が濃くピリッと蛍光性のあるテリを放ちます。ブラジル産は内側から発する光があまりにも強いからなのか、小さくても一回り大きく見えるようです。
 
モザンビーク産はどうでしょうか。アフリカの南東部に位置するモザンビークで採れるパライバトルマリンは、ブラジル産と比べるとブルーが薄くなりますが、サイズが大きく、透明度も高くてきれいなものが見つかっています。モザンビークでもブラジル産に匹敵する鮮やかなネオンカラーのパライバトルマリンが出ることもあり、そういった質のいいモザンビーク産は入荷されるとすぐ売れてしまいます。
 
流通量が少ないパライバトルマリン。年々枯渇してきていると聞くと余計に欲しくなりますね。
 
レッド、ピンク、グリーンなど豊富なカラーバリエーションを持つトルマリンは、洋服の色とのコーディネートが楽しくなる宝石です。洋服と同系色でまとめてもいいし、逆に服の色と反対色、ネイビー系の服ならイエロートルマリンでスパイスを効かせてもおしゃれです。
 
その日の気分でバイカラートルマリンや、オレンジやピンクのトルマリンのジュエリーをいくつも重ねづけしたりと自由に楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

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