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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.277 バリ・ウブドで作られる伝説の動物「ナーガ」をモチーフにしたジュエリー

Text=Brand Jewelry

辰年なので龍のジュエリーを探していたら、ジョン・ハーディのナーガ(Naga-仏教やヒンズー教の神話に見られる龍)ドラゴンコレクションに出会いました。

辰年=龍のジュエリー

2024年の干支は、辰。干支の中で唯一架空の動物である辰は竜(龍)と解釈され、日本を含む東洋では豊穣、繁栄の象徴として親しまれてきました。中華圏の国々では2月10日から24日まで旧正月ということもあり、ジュエリーも龍(ドラゴン)モチーフが気になる今日この頃。

その中で目を奪われたのが、インドネシア・バリ島発のジュエリー、ジョン・ハーディのナーガ(Naga-仏教やヒンズー教の神話に見られる龍)ドラゴンコレクションです。

ゴールドの龍の口が、流れるようなゴールドチェーンをくわえたロングネックレス、ヘビのうろこのようなシルバーチェーンの先のゴールドの輪っかにかみついているブレスレットなど、パワフルな龍の姿が印象的です。

同じ龍でも、一般的にイメージされる大きな翼と足を持つドラゴンに対し、ナーガは翼も足もない長い蛇のような生き物。タイ、カンボジアなどの東南アジアでは、守り神として寺院や日常の工芸品の装飾モチーフとして用いられてきました。国によっては龍ではなくヘビという位置づけになっているようです。

バリ島の伝説では、ナーガは日中は火山の頂上に鎮座して人々を守っています。夜になると、彼は唯一の真実の愛「真珠」を訪ねに海に飛び込みます。朝彼が火山に戻る時、彼の鱗から滴る水が畑に栄養を与えてくれるということです。 

こんなロマンチックなストーリーからヒントを得て作られたのが、ジョン・ハーディのナーガドラゴンコレクション。ジョン・ハーディは、1975年世界一周の船旅にインドネシアのバリ島を訪れ、独特の文化や伝統工芸に魅了されたカナダ人のジョン・ハーディのジュエリーコレクション。バリにすっかり心酔した彼は、バリ島のウブドにジュエリー工房を開設。そこに、世界各国の選りすぐりの職人たちを呼び寄せ、製作するようになりました。

ナーガドラゴンのコレクションでこだわっているのは、バリ島の伝統工芸。ゴールドやシルバーで作られたロープのようなチェーンや鱗のようなテクスチャーは、バリ島のかごバッグなどに見られる編み込みの技法を応用したものです。

ブランド設立当初から環境保護に力を入れていたジョン・ハーディは、早くからリサイクルのゴールドやシルバーを使用し、2012年以降はすべての商品に100%リサイクルシルバーを使用しています。

ウブドの広大な敷地にはジュエリーブティック、ワークショップ、アーカイブ作品の展示、バリ料理のレストランを営業し、ジョン・ハーディの世界を展開。通常とは違うバリの魅力を楽しめます。

さらに、そこではジュエリー制作の学校の機能も果たしています。基礎から上級までジョン・ハーディの職人たちが教える教育プログラムでは、編み込み技法をはじめ、段階に応じてブランドのテクニックを学ぶことができるのです。上級になると、自分でデザインしたジュエリーを工房で制作し、自宅に送ってくれるというコースも。

「自然の楽園」と言われるバリ島で作るジュエリー、ちょっと興味をそそられます。バリのウブドのブティックで実際の商品を手に取ってみたいですね。

トップ画像出典:johnhardy.com

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