No.112 ディオール パリ、150カラットのイエローダイヤモンドをカットして、こだわりの番号「88.88」カラットに!
BJI ブログ No.112
創業デザイナーのクリスチャン・ディオールがパリ、モンテーニュ通り30番地に最初の店舗であるパリ本店を開いたのが1946年。かつては伯爵の邸宅だったそのメゾンで、75年にわたり数々のすばらしいコレクションを発表してきました。その歴史あるパリ本店が2年以上にわたる改修工事を経て、2022年3月6日「30 モンテーニュ」としてリニューアルオープンしました!
「ディオール」の世界最大となるブティックのほか、ブランドの歴史が展示されたギャラリー、オートクチュールやハイジュエリーのアトリエ、そしてレストラン、カフェ、庭園、なんと宿泊施設まで備わっているという壮大なもの。店内には、イギリスのデザイナー、ポール・コックセッジ(Paul Cocksedge)によるインスタレーションや、ドイツのアーティストであるイザ・ゲンツケン(Isa Genzken)による高さ8mのバラの彫刻といったアート作品がディオールの商品とともにさりげなく展示され、さながら美術館のような雰囲気を醸し出しています。
顧客が自分の作品をデザインできる新しいハイジュエリーエリアには、ゴージャスなイエローダイヤモンドが展示されています。ダイヤモンドは南アフリカのキンバリー鉱山で2020年に発見されたもので、歴史的な意味を持つ本店の住所に敬意を表して「ル モンテーニュ(Le Montaigne)」と名付けられました。
ところで、クリスチャン・ディオールにとって8は特別な数字。メゾンを創設した日は1946年10月8日、モンテーニュの本店はパリの8区にある、1947年に発表した彼の最初のコレクション名がフランス語で8を意味する“HUIT(ユィット)”であるなど、彼の「8」へ並々ならぬこだわりが感じられます。
「ル モンテーニュ」は原石の時点では150カラットあったのですが、宝石カッターたちが研究、モデリング、カッティングが9カ月もの歳月をかけ、きっちり「88.88カラット」のクッションカットに仕上げました。
『フィナンシャル・タイムズ』によると、ディオール ファイン ジュエリー部門のアーティスティック ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ(Victoire de Castellane)によって特別にデザインされたカスタムメイドのフローラルリングのセンターストーンとして取り付けられるそう。
ゴージャスでカラフルなこのリング、果たして誰の手元で輝くことになるのでしょうか。気になるお値段は、推定5000万ドル!
リングを手に入れることはむずかしそうですが、パリを旅することができるようになったら、ディオールの歴史やオートクチュールの世界を体験しに「30モンテーニュ」にもぜひ足を運びたいものです。
TOP画像:L’officiel Singapore
ロシアはダイヤモンドの主要産地ですが、入手できなくなるため、ダイヤモンド が高騰し始めています。BJIでは値上げを据え置きご紹介しています。このペンダントのダイヤはセンターが0.53ct、鑑別書付きです。オンラインショップはこちら。¥198,000
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